普天間基地移設問題の前進と、安倍首相の靖国参拝に対するアメリカの反応は、アジア重視政策を掲げるオバマ政権の鼻息の荒さの表れ。
普天間問題については、ヘーゲル国防長官が自ら、「日米の何年にも及ぶ、継続的な努力の結果であり、この協調関係は、さらに強力になるだろう」と最大限に評価してみせた。
その一方で、安倍首相の靖国参拝による日韓・日中の関係悪化が、アジア重視政策の足かせになっているとのいら立ちを隠せなくなっている。
オバマ政権は、4月に、バイデン副大統領と会談した直後の麻生副総理の靖国参拝を、「アメリカが許可したのでは」と、韓国側から疑念を持たれ、事態の収拾に努めてきたが、その努力も振り出しに戻った格好でアメリカの「失望」という強い言葉の裏には、日本と周辺国との関係改善にも、アメリカが今後、積極的に関与するとの意気込みが表れている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/a8/d0a289fa2d3053245be06d82305f4bfe.jpg)
普天間移設も取りつけた...アメリカ的には、歓迎せざるを得ない現実。これで米軍の訓練も飛躍的に、さらに有事対応も計り知れなく迅速に対応となる。
これも、想定内での参拝か...米積極的に関与は北、中国にも警告。こうなってくると安倍さんのシナリオ通りとなるのか。