
民主党代表選の3候補者は10日午前、読売テレビの番組で討論を行った。細野豪志元幹事長は昨年の衆院選で同党が候補を擁立しない空白区が多数出たことについて、「選択肢を示せなかった。真剣に反省した方がいい」と述べ、選挙対策責任者を務めた岡田克也代表代行を批判した。
維新の党などとの候補者調整についても、「選挙戦術として問題だ。戦うなら戦う、すみ分けるならすみ分けるときっちり判断すべきなのにやりきれなかった」と指摘した。岡田氏に維新との合併を持ち掛けた話を暴露された細野氏が、反撃に出た形だ。
これに対し、岡田氏は「(候補者調整は)必要最小限のこととして進めた」と説明し、理解を求めた。長妻昭元厚生労働相は、党再生の在り方について「民主党が目指す社会像を具体的に示して旗を掲げれば、野党再編でなく、外から多くの議員が集ってくる受け皿になり得る」と強調した。
細野氏06年路チュー騒動 モナを「よく知らなかった」
民主党代表選(18日投開票)に立候補した長妻昭元厚生労働相(54)、細野豪志元幹事長(43)、岡田克也代表代行(61)の3人が9日、インタビューに応じた。党再生へ「過去との決別」を掲げる細野氏は、自身の過去の不倫スキャンダルにも言及。「いろいろ失敗してきた人生。でも、失敗の後どうするかが大切」と強調した。
“過去の民主党”との決別を訴えてきた細野氏が、自身の過去に向き合った。06年秋に報道されたタレント山本モナ(38)との不倫について聞かれ「あの時は政治家として限界かなと思った」と答えた。
どん底の時期だった。党期待の若手ホープが、写真週刊誌に路上キスを撮られるスキャンダル。党政調会長代理を辞任し、お相手の山本もニュース番組のキャスターを降板。党は直後の衆院補欠選で敗れ、鳩山由紀夫幹事長(当時)に「影響があったかもしれない」と“戦犯”扱いもされた。
「いろいろ失敗してきた。だけど後悔しても、過ぎたこと。そこからどうするかが大切。そうやって生きてきた」と苦しい表情。直前に「小学5年生の時、(人気アニメ「巨人の星」の)星一徹のような父にテレビを捨てられたのがきっかけで、芸能界の知識が欠落している」と話していたため、記者から「山本さんのことは知らなかったのか」とも聞かれた。党スタッフは「質問時間は終わりました」と制止。それでも細野氏は「あまり、よく知りませんでした」と苦笑いで返答。触れられたくない過去について説明し続けた。
昨年末の衆院選直後から「失敗を率直に認め、一から党を再建しなくてはいけない」と“解党的出直し”を主張し続けている。自身の過去も、党の歴史も直視し、前へ進む覚悟を見せた。政権与党転落から2年。09年秋から3年3カ月の失政が国民に与えた失望は大きく、その後の国政選挙でも連敗が続いている。細野氏は当時を振り返り「決めなければならないことがなかなか決まらず、決めても守れない。これでは政権に戻る資格はない。今回の代表選は、そこを変えられるかが問われる」と語気を強めた。
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岡田も先の執行部で戦犯、モナ男も新党立ち上げ頓挫、長妻は?!誰がなっても、ウソつき民主の呪縛から逃れられず...国民まだ忘れていない...戦犯スッカラカンが居るのはダメ、拒絶反応どうでも良い民主の選挙。