トビケラ目は毛翅目ともいい、ほとんどの種で翅が刺毛に覆われている。
全世界で46科、12,000種以上が認められており、日本ではそのうち29科、400種以上の生息が認められている。
完全変態をする一群で、チョウ目との共通祖先から進化したと考えられている。
体は管状、長い糸状の触角を持ち、翅を背中に伏せるようにして止まる姿は一部のガ類に似ている。
幼虫はほとんどが水生で、細長いイモムシ状だが胸部の歩脚はよく発達する。
頭胸部はやや硬いが、腹部は膨らんでいて柔らかい。
また、腹部に気管鰓を持つものも多い。
砂や植物片を自ら出す絹糸に絡めて円筒形その他の巣を作るものが多い。
巣の中で蛹になる。
羽化の際は、蛹自ら巣を切り開き、水面まで泳ぎ上がり、水面や水面上に突きだした石の上などで成虫になる。
この様な羽化様式が多いが、クロツツトビケラなどでは、水中羽化も報告されている。
また、トビケラは種による差が認めにくいものがあるために同定は難しいものも多い。
幼虫は巣の形で属レベルの同定が可能なものもある。成虫については、翅に明瞭な斑紋や色彩を持つ種もあるが、地味なものが大部分で、雌雄の生殖器の構造を見ることが必要になる。
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迷い込んで来たのか!事務所フロアにモソモソと動いているグロテスクな虫が...ゲラと言うのか?封筒に入れて撮影しゴミ箱にポイ捨て。
どうもネットで検索したら、これらしいが。