eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
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こちらもアース電流の波及

2021年05月10日 | eつれづれ

避雷針。

雷を好きこのんで誘導し絶監装置の100V電源に高電圧がかかり相間スパーク...オシャカとなり泣く泣く交換した。

これはバリスタ、アレスターなどクソの役にもたたないトホホの事例の様だ。





井戸ポンプ制御盤に雷進入、基板ショート電極E3周り、電源が溶けた。
制御盤内に取説があり、燃え出すところで危なかった。
キュービクル内も燃えやすいものはリスク管理上、入れて置かない事の様だ。


アース電流も大きくなると...

2021年05月10日 | eつれづれ



この事例と同じ溶接機のアース側を鉄骨にクリップしてメッセンジャーワイヤーと抱き合わせた電線被覆が溶けた。
(緊縛を外して見た所)

当然、絶監装置が検知してメール発報した。
アース電流は、何処にでも流れるので既存建物での溶接作業は要注意。
溶接する直近ヶ所にアース線をクランプするのが理想だが、高い所での溶接作業は+線だけ持っていく...アース電流の循環経路が長いと本事例の様な事が発生する。

この例では漏電ブレーカが有っても、まだ検知せず火災の原因となる。
24時間絶縁監視装置はNTTドーパモバイルで今の様な双方向通信は出来なかったが常時、停電.漏電を知らせてくれる便利アイテムだった。