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押出機1,360トンによるアルミサッシ押出で出てきた形材をリニアプラー(富士電機リニアモーター)でチャッキング、速度合わせて後退移動して行く。
押出終わればクランプ外して高速で元の位置まで戻るの繰り返し。
リニアモーターはサイリスタ駆動。
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業者によるメンテ作業。
架台側は10ミリのアルミ板、強力なリニアコイルで取付ボルト緩み、コイルに接触、コイル破損させる。
400V.SCR電源用と200V制御用の集電レールがある。
アルミ板を6角ビス止めしているがリニアの磁力で架台本体も若干浮く、これの繰り返しがあり金属疲労が進み亀裂が入り機械ヤが溶接で補修していた。
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50mは有ったかリニアモーターのレールだが、もう36年前の撮影だ。
この後はアルマイト処理工場でカラーサッシ等の電解処理となるが5台の門型クレーンを全自動制御する。
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最終段のパワー素子カードで24Vリレー、ランプをドライブする。
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これは微分素子で1ショットパルスを作るカード。
この様なカードを数100枚使用したロジックシーケンスは米軍規格のミル論理記号だったがPLCの代替で全てゴミ処分となった。
AND.OR.NOT.NOR.P.DC.TM.マトリックス.位置判定.前後判定他、色々な名称のカードをラッピング工具を使い配線したが動作変更するにはロジック回路を考え組んだ。
基板ICの1素子でもパンクするとH.L信号が出なく、どの基板なのか探して取りあえず交換、そしてロジックテスターで不良ICを交換する難儀な作業だったが、長年やっていると動きによって、大凡どこの基板トラブルかは経験で判った。