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フライホイール蓄電開発

2012年11月12日 | eつれづれ

再生可能エネルギーの普及に伴って必要となる大規模蓄電システムにリニアモーターカーにも用いられる超電導技術を活用したユニークな研究開発が進んでいる。超電導技術を使うことで、エネルギーの高貯蔵や部材のメンテナンスフリーを実現。開発を主導する鉄道総合技術研究所は10キロワット時級の小型試験機で良好な結果を得ており来年度からは300キロワット時級の開発に本格的に着手する。実用化されると、大型蓄電池分野で国際的にも有望なシステムとなりそうだ。鉄道総研が開発を進めるのは超電導磁気軸受けを使ったフライホイール蓄電システム。フライホイールの運動エネルギーを電力として蓄積するシステムは鉄道分野で古くから使われており沖縄電力の風力発電設備にも採用されている。新システムでは、フライホイールを支持する軸受けに超電導コイルと超電導バルク体を組み合わせて適用する点が開発のポイントになる。従来のフライホイール蓄電システムは長寿命や有害な廃棄物が出ないなどのメリットがある一方、軸受けのメンテナンスや低貯蔵エネルギーといった課題があった。だが、超電導技術によって回転体を常に浮上させることで、ベアリング部分の摩耗損失をなくしメンテナンスフリーが可能になる。


化学的なバッテリーバンクと異なり蓄電するシステム...kWの容量UPすればメンテも無く良いかも知れない期待したい技術だ。

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