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山形市 須川が氾濫のおそれ 警戒レベル4相当の氾濫危険情報発表
雨前線と低気圧の影響で、東北地方では昨日から断続的に強い雨が降っています。
山形県と山形地方気象台は、大雨の影響で山形市内を流れる須川(すかわ)の水位が上がり、氾濫により浸水するおそれがあるとして、氾濫危険情報【警戒レベル4(避難)相当】を発表しました。
氾濫危険水位に到達したのは須川上流の坂巻水位観測所(山形市)で、浸水のおそれがある地域は山形市、上山市となっています。
これらの地域は西日本などの多雨地域と比べると、川の許容量や地盤の強化状況などが違うため、少ない雨量でも災害が発生する傾向があります。
いつ災害が発生してもおかしくない状況と言えます。
増水した川や水路等に近づくと危険です。
また、冠水した道路等では側溝などとの境目がわかりづらくなり、車や人が転落して流されるおそれがあります。
むやみな外出は控えてください。
高畠町の屋代川、中山町の最上川上流でも氾濫危険水位に
同じ山形県内の屋代川(やしろがわ)にも氾濫危険情報が発表されました。
氾濫危険水位に到達したのは屋代川の中橋水位観測所(東置賜郡高畠町)で、浸水のおそれがある地域は高畠町です。
同じ須川や屋代川の下流にあたる、最上川(最上川)上流でも氾濫危険情報が発表されました。
氾濫危険水位に到達したのは最上川の長崎水位観測所(東村山郡中山町)で、浸水のおそれがある地域は寒河江市、中山町、大江町、朝日町です。
山形市では24時間で平年の1か月分の雨
山形県内では、ほとんどのアメダスで48時間に100mm以上の雨を観測する大雨となっています。
山形市でも24時間雨量160.5mmを観測していますが、山形の平年7月の雨量は157mmなので、1日で1か月分の雨が降ったことになります。
この雨は夕方までをピークに次第に弱まる見込みですが、気象庁の予想では少なくとも3時間先までは水位の上昇が続く予想となっています。
雨がやんでからも数時間から数日は水位の高い状況が続くため、様子が気になっても見に行ったりしないようにしてください。
また、支流の河川でも排水が悪くなり増水や氾濫が発生するおそれがあるため、本流から離れた場所でも警戒が必要です。
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まだ梅雨明けならず、今度は山形県での氾濫、余り自然災害が無い県だが...。