ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

若い女子プロ

2007年04月24日 | ゴルフの空 その3
女子のトーナメントは、1980年代生まれの若いプロの活躍が目立つ。
ライフカードレディスでは、1986年生まれの上田桃子選手。
先週のフジサンケイレディスでは、1984年生まれの佐伯三貴選手が、それぞれ優勝した。
佐伯三貴選手は、プロテスト合格のプロ選手ではなく、トーナメントへの出場ライセンスを取得するためのクォリファイングトーナメントで上位だったため、本年度のトーナメントに出場できる資格を獲ているLPGA非会員の選手。
だけど、今回の優勝で、藤田幸希選手(1985年生まれ)に続き、非会員から、プロテスト免除で、来年度からは、プロフェッショナル会員となれる。

それにしても、私が、この業界(ゴルフスクール業界)に入った11年くらい前には、これら1980年代生まれの選手達は、まだ、小学生ではなかったか?
私が、この業界に入った頃は、バブルがはじけ、それまで”接待”で、ゴルフをしていた人たちが、ゴルフをしなくなり、、、破産するゴルフ場も出て、ゴルフ業界は氷河期に突入してしまうのではないかと言われていた時代だった。

この頃…この仕事に携わっていた人たちは、皆、眉間に皺を寄せ、難しい顔をして、これから訪れてしまうかもしれないゴルフ業界氷河期を危惧し、頭を寄せ合って、どう対処すべきかを話し合っていたなぁ~。
私達も、スポーツ産業やレジャー産業の分野を得意とする、経営コンサルタントの講習を受けさせられた。
『設定条件の変化によるゴルファー人口の経年変化シュミレーション』
『経済の構造的変化がゴルフ市場に与える影響』
『ゴルフビジネスの対象市場規模の推定と将来展望』
などなど、聞いていて、眠くなるような…(笑)
将来の展望とか、億、10億の数字の話を聞いてもピンと来ず、、、そんなマクロな話を聞かされても、私には、明日のレッスンの方が気になるわ…なんて感じだった。

それでも、ゴルフ界の将来を見据えて、今、手を打つことは、ジュニア世代の取り込み。
少子化の今、子供たちにも早いうちからゴルフに親しんでもらって、将来、この子供たちが、ゴルフをしてくれたら…子供たちがゴルフに見向きもしてくれなかったら、それこそ、ゴルフ業界は、氷河期を向かえ、低迷の時代から抜け出しにくくなる…なんて言われると、もっともらしく聞こえた。
また、プロゴルフ界の活性化のためにもジュニアゴルファーの育成は、急務だとも言われていた。

あれから10年あまり。
あれから10年経って、その頃のゴルフ業界全体の”努力”(?)や”根回し”(?)が、確かに、実を結びつつあると思える。
バブルがはじけ、ゴルフ業界が氷河期を免れるため、ジュニア世代の取り込みをと、画策したのは、間違いじゃなかったとも思える。

だけど、こんなにまで、あの頃、ジュニア世代だった人たちが、プロゴルフ界に躍進して来るようになるとは、10年前に、誰が想像していただろう?
あの頃、ジュニアだった人たちが、今や、プロゴルフ界を、ひいては、ゴルフ界をも”先導”するくらいの勢いだ。
まだ、お化粧なんてしない方が、かわいいんじゃないかと思えるくらいの、20歳そこそこの女子プロたちが、わんさと押し寄せ、トーナメントを賑わせてる。
こんな光景を見るようになろうとは…。

「子供たちにも、ゴルフを…」と、ジュニア世代の育成に、本腰を入れるようになった頃、私は、もうこの業界に入ってた?!
20歳の女子プロが、ゴルフをはじめたのは8歳と言っていたのを聞いて、「ふ~ん、8歳かぁ~」と何気なく聞いていたが…ちょっと待って!あなたが8歳の頃って?私は…??
この事実に、ふと気付き、「そうかぁ~、今、活躍し出した若い子たちは、あの頃のジュニアなのか…」と思った。

プロゴルフ界の活性化や、(実力の)底上げのためだったはずのジュニアゴルファーの育成。
底上げされ過ぎの傾向が有るなぁ~と感じるのは、私だけでしょうか?
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