ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

それぞれの名称

2010年05月17日 | ゴルフ全般
ゴルフを教える人。
その私達の呼び名って、レッスンプロと言われることも、インストラクターと言われることも、ティーチングプロと言われることも有る。
「一体、どれが正しいの?」「そんなのどれでも良いやん…」「同じじゃないの?」って思われそうだけど…。
私が思うに…。
レッスンプロは、何の資格も持たずにレッスンしている人を含めての、ゴルフを教えている人、全てをひとくくりにした総称。
インストラクターは、PGAとLPGA以外の資格認証団体の会員。
ティーチングプロは、PGA(社団法人・日本プロゴルフ協会…男子)か、LPGA(社団法人・日本女子プロゴルフ協会…女子)に所属し、ティーチングプロになるための講習を受けた会員。
時々、ツアープロコーチなんて言葉も聞くが、これは、ツアープロとコーチ契約をしている人を現わすために作られた名称で、これになるための資格取得講習などは無い。

レッスンの世界に入った時、資格を取得せよ、その取得する資格は、LPGAのものと指定された。
ゴルフを教える人の資格には、PGAとLPGAの他にも有るが、この資格が、唯一、公的に認められている資格だからと聞いた。

だけど、この資格を取得するには、入会テストも、A級ライセンスを取得するまでの講習を受講するための期間も費用も、かなり”しんどい”ものだった。

先週のブログに、”ここ”まで来るのに、歯を食いしばったことが有ると書いたが、これには、この資格を取得するために”しんどい”思いをしたことも含まれる。

ティーチングプロ資格講習を受講するためのテストに受かる練習。
日々のレッスン、クラブドクターとしての出張、そして、資格取得のための講習受講が重なって、お休みが取れるのは月に1日か2日も時も有った。
受講のための費用の捻出も、正直に言って、とても大変だった。
レッスンプロで自分がOKできたなら、その当時に所属していた会社がOKしていたなら、この”しんどさ”は、1/3以下で済んだと思う。
だから、せっかく、この資格を取得したからには、レッスンプロでもインストラクターでもなく、私としては、やっぱりティーチングプロと呼ばれたい(笑)。

実際のところ、ゴルフ業界においては、レッスンプロ、インストラクター、ティーチングプロは、区別されるし、ランク付けもされている。
「一般の人(アマチュアゴルファー)は、この区別を知らないよ。レッスンを受けるのに、資格の種類なんて見ないし、見ても分からない。レッスンをしている人は、みんなどれでも同じと思ってるんじゃないの?」なんて、そういうご意見も伺ったので、あえて、書いておきたいなと思った。

資格は、取得してからが大事で、資格が有るからと、その上にドカンと乗っかって、何の努力も工夫もしなければ、進歩は無い。
資格を持っている人が、資格を持たない人より、(知識の詰め込みは有っても)レッスンが上手いとは言い切れない。
だから、資格のプライドと共に、資格を持っているならではのティーチングプロになろうとする努力は必要。
そんな風には、思っている。

…インターネットなどを見ていると、時々、レッスンプロ、インストラクター、ティーチングプロのそれぞれの名称が、ごちゃ混ぜに使われていると思う事も有る。
”用途”や”要望”に応じて、また、それぞれの違いを知った上で、使い分けて頂けたらとも思う。

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