ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

『折れない心』

2010年05月11日 | 読書 ・鑑賞・観劇録
柔道家の野村忠宏さんの『折れない心』を読んだ。

オリンピックで3連覇を果たした野村忠宏さんは、奈良県のご出身。
私も奈良県出身。
野村さんの通っておられた天理中学、天理高校、天理大学も、私の実家からは、車で20分くらいで行ける距離に在ることもあって、「地元が同じやん…」って、一方的に、勝手に、親近感を抱かせて頂いている(笑)。

野村さんのブログも、時々、拝見させて頂いているが、短い文章ながら、ウィットに富んでいて、面白い。
「クスッ」と笑ってしまうこともある。

私は柔道をやったことが無いし、柔道の技に対する知識も無い。
大外刈りとか、小内刈りとか、どんな技なのか、全く分からない。
この本を読むまでは、柔道って、相手に、技を仕掛けられないように、自分の身体の動きを”固める”力を使うと思っていた。
自分が技を仕掛けるときは、”押す力”よりも”引く力”を使うのではないかと思っていた。
だけど、野村さんは、僕の柔道の極意は瞬間的に「力を抜く」ことだと書いておられた。
脱力が大事だと。

『(野村さんが得意とされている)背負い投げという技は、タイミング、釣り手、引き手、手首の使い方、ヒジのたたみ方、腰の回転の仕方、膝をついてから相手を投げきるまでと、全部が一連の動きでつながっているのだ。スピードだけがあってもダメ、力だけでもダメ。そして一番大事なのは瞬間的に「力を抜く」という脱力の感覚である。』…と書いておられる。

この辺りの身体の使い方、なんか、ゴルフに似てるやん…って思えた。
柔道も「脱力」が極意なんだ…はじめて知った…って思った。

…現在、野村さんは、手術をなさった膝のリハビリを行いながら、2012年に開催されるロンドン五輪に向けて”心を折らずに”頑張っておられる。
地元が近所だし…(笑)。
同じ奈良県人として、野村さんの”折れない心”を応援していたいと思う。

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