バネにならない悔しさなら…

三連休明け、皆さま、いかがお過ごしでしょうか？

…昨日の大学の授業では、『ゴルフに必要な6つのこころ』の話をして、
「宝塚市役所の火炎瓶投げつけ事件は、こころの安定度を欠いていたことによって、起こしてしまった事件ですね」って話をしました。

悔しいことや、むかつくようなことは、人生を、生きていれば、いくらでも遭遇する。
自分のバネになるような悔しさも有るし、
バネにもならないような悔しさも有る。

そんなの、自分だけじゃなく、誰でも遭遇してる。
多かれ少なかれ。
大なり小なり。

悔しいと思うことにも遭遇するから成長できる。

ただ、バネにもならない悔しさって言うのも有って、そういう悔しさなら、忘れてしまうこと。
それも必要。

火炎瓶事件のように、とんでもなく冷静さを欠いた行動は、
悔しさを、成長や「なにくそ」と思う根性のようなものに上手く転嫁できなかったか、
腹立たしさを、心から発散することなく、ヘドロのように溜めてしまった結果ではないかと思う。

そんなことを思いながら、学生さんたちには、二人の囚人の話をした。

塀の中に二人の囚われた囚人がいます。
一人は、塀の中の足元にある泥土ばかりを見ていました。
もう一人の囚人は、泥土にまみれながらも、夜空にまたたく星を見ていました。
さて、この二人の囚人のうち、早く、その状況から抜け出せるのは、どちらの囚人でしょう？

学生さんたちは、「夜空」って答えていました。

そう思いますよね？

人生を生きていれば、「今のこの状況、辛いわ」って思える時にも遭遇する。

だけど、その時に、「夜空」を眺めていることが出来るかどうか？

…ゴルフ実技の授業を受けてくれた学生さんたちが、将来、ゴルフをするかどうか？は分からないけど、人生を力強く明るく生きて行ってくれるように…。

ゴルフを学んだことによって学べる二次的なことは、学生さんたちの心に残ると良いなと思います。