ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

発想の転換!?

2011年06月15日 | ゴルフ理論…私の見解
レッスン中、「フェアウェイウッドが、上がらないのですが、どうすれば上がるようになりますか?」と質問された。

どうすれば、上がるようになるでしょう?

私は、「上げようとしないことです。」と答えました。

フェアウェイウッドは、もともとロフト角度が小さい。
この面にボールが当たっても、アイアンほど上がらないのは、物理的に考えても明らか。

キレイな放物線を描いて上に上がるのは、(アイアンに比べれば)長いシャフトの遠心力と、インパクト時にボールにかかるスピンで、最初は低く飛び出たボールが、徐々に上に舞い上がる。
また、低く飛び出して行くから、同じエネルギー量でインパクトしたとしても、遠くまでボールが飛ぶ。

だから、フェアウェイウッドは、無理にボールを上げようとしない方が良いのだ。
上げようとすればするほどダブりやすくなると思う。

さらに、フェアウェイウッドは、ラウンド中、どういう時に使いたいクラブかと言えば、大抵は、距離を稼ぎたい時。
だったら、ゴロでも良いから、地を這うような弾道でも良いから、前に勢いよく転がって行ってくれれば、フェアウェイウッドは役割を果たしてくれた…と考えて良いのではないかと思う。

「フェアウェイウッドが苦手」とか「上手く打てない」とおっしゃる方に、「じゃ、わざと、トップさせるように打ってみて」とか「地を這うようなボールでも良いから、前に前にと勢いよく転がってくれたら良いと思って」などと言ってみた。

そうすると、かえって、上手く当たる、ボールが上がる…と実感なさる方は多い。
「欲を出さない方が良いのですね」とおっしゃる方もいらっしゃった(笑)。

よく、アイアンはダウンブローに、ドライバーはアップブローに、そして、フェアウェイウッドは掃くとかはらうの意で、スイープに打つと言われる。

その“スイープな感じ”を出すには、わざとトップさせるように振ってみる、地を這うような弾道で良いから勢いよく前に転がって行ってくれるように振ってみる…と、“発想の転換”を図った方が、かえって上手くいくのではないかと思う。

フェアウェイウッドが苦手な方は、一度、こういう練習法を試してみてくださいね。

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