ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

キソレン

2009年03月22日 | ゴルフ全般
2009年の年明けからはじまった今期のレッスン。
早いもので、残すところ、あとは補習のみとなった。

今期は、背中を動かすことなどからはじめ、9回目・10回目では『キソレン』を行って頂いた。

『キソレン』とは、基礎練習を略して、私が作った造語(笑)。

『キソレン』の方法と手順は…。
レッスンを受講中のみなさまに行って頂いた通り…。
シャドウスイング⇒クラブを逆さに持っての片手素振り⇒素振り⇒ショット練習の順に行うこと。

レッスンのおさらいとして書いておけば…。

シャドウスイングでは、先ずアドレスでの姿勢を作り、そこから重心移動を意識して、股関節の位置で骨盤を動かす。
右足に重心を移した際は、右足裏の内側(拇指球)でその重心を受け止め、左に重心を移動させて、左股関節の位置で骨盤を動かせた際には、左足裏側の外側に重心が移る。(右利きの場合)
骨盤を股関節の位置で回転させた場合は、上記のような重心移動と、足の裏で重心の位置を感じ取る。
そして、両膝の角度。
膝が前に出たり、伸びたりしていないかをチェックする。

次に、背中。
左右に重心が移動し、骨盤が左右に動けば、それにつれて上半身も動き出す。
骨盤より上の動きは、背骨の”ねじれ”と、ろっ骨の上での肩甲骨の”揺れ”。
この”ねじれ”と”揺れ”が生じた結果、右利きの場合、右への肩の動きは、アドレスの位置から最低90°は、右に回る。
左への骨盤の動きは、アドレスの位置から90°左に回しているため、肩の動きは、”ねじれ”と”揺れ”の分も加わって、それ以上(約120~130°)となる。

最後に、腕。
両肩に対しての両腕の位置をチェックする(両肩と両腕を結んだ形は、二等辺三角形)。
基本的に、両腕は、スイング中、両肩の中心に位置する。
そして、両肘の間隔が変わらない肘関節の位置と曲げ方を身体の前方で練習してみる。

これらをトータルして、重心移動を意識しながら、腕を左右に振るシャドウスイングを行う。バランス良く、リズム良く。

そして、全身がスムーズに動くようになれば、クラブを逆さに片手で持っての素振り。

片手での素振りを、右手、左手、それぞれ行って、その後、通常のクラブを”普通”に持っての素振り。

この素振りを行った後、ボールを打つ。

これらを一通り行うことを『キソレン』。

『キソレン』は、何度でも、反復して、繰り返し行う。
何度でも、同じことを繰り返して練習していれば、やがて、その動きが必ず身につく。
繰り返すことによって、動きがスムーズになり、洗練されてくる。

「基礎のレベルが高い選手だから、好きなサッカー選手は、ジダン」と答えた中田英寿さん(以前のブログに書いたことが有ります)。

また、何十人もが一斉にこのシャドウスイングの練習をしている時、「綺麗な動きの人がいるな」と、視界の隅に入って来た人を見ると、友人のプロゴルファーだった。

これらのお話をしながら、”基礎のレベル”を高くして行けるように、『キソレン』。
大勢の人の中に混じって一緒にシャドウスイングを行っていても、プロだけピカッと光っていた。目を引いた。
大勢の中に混ざっても、自分の動きは光っていると思えるくらい、綺麗にスムーズに動こうとしながら『キソレン』(中でもシャドウスイング)。

この『キソレン』は、ルーティン化させて、ボールを打つ前には、必ず行うようにすると良いと思う。
練習場で練習する時も、コースに行ってラウンドする時も。

『キソレン』を行った後、ボールを打ったらポーンと当たり、「効果が有るんですね」と実感して下さっていた方が、何人もいらっしゃった。

『キソレン』大事です。
何度行っても、行い過ぎは無いくらい。

…来週1週間は予備日で、レッスンの無い方もいらっしゃいますが、今期の”締め”として行った、この『キソレン』、忘れないようになさって下さいね。。。

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