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ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

大円筋

2016年03月10日 | 『ゴルフスイング体操(R)』
胸と腕を幅10センチくらいのゴム製のベルトで縛って、
さぁ、ボールを打ってみましょう、
とする「練習グッズ」って、有りますよね。

こういう感じの。



あの練習グッズを見て、いつも思う。
一体、どの筋肉にアプローチするものだろう?って。

ああいう風に、胸と腕を縛って、ゴルフスイングをしたとすると、
よく動くのは、腹斜筋かな!?

確かに腹斜筋は、身体を捻じる際に、よく働く筋肉です。

ですが、腹斜筋の付着箇所は、肋骨から寛骨(腸骨稜)にかけてなんですよね。
そうすると、腕をしっかりと振るパワーには直接的に関与しないと言うことになります。

腕を体幹の力も使ってしっかりと振るには、背中に付着している大きな筋肉の広背筋の関与が必要です。
その広背筋を上手く働かせるには、腕と肩甲骨を繋いでいる大円筋が収縮しないと…なのですが、



それを、胸と腕を、ああいうゴム製のもので縛ってしまうと、大円筋は、すごく動き辛くなってしまうのでは?と思います。



筋力のあるゴルファーの人が、あのゴム製のもので身体を縛って練習し、肋骨を骨折(疲労骨折とおっしゃっていたように記憶しています)してしまった例も有ります。

これ、ご自身の腹斜筋の力で、ご自身の肋骨を折ってしまわれたのかも…なんて思います。(・_・;

ゴルフスイングで、「脇を締めるとボールがよく飛んだ」と感じられるのは、大円筋の関与によるものです。

それを、胴体と腕が密着しているように感じられるからと言って、「縛る」ほど、締めてしまわないように…(^^;;

お気をつけください。(^-^)/




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