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ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

「水平面」vs「前額面」

2016年12月18日 | ゴルフ理論…私の見解
昨日のブログに書いた、前額面と水平面に対する腕(上肢)の振りの違いについて、書いておきます。

ゴルフスイングの腕の振りは、前額面での振りなのか、水平面での振りなのか?…についてです。

先ず、
人間の腕(上肢)は、この印をつけた箇所のことを指します。



(肩甲骨と鎖骨を含む)

この腕を、水平面で動かせてみた写真。


(地面に対して水平に左右に動く)

矢状面で動かせた写真。


(身体に対する前後の動き)

前額面で動かせた写真。


(身体の前で円を描くような動き)

ゴルフスイングの根本となる腕の振りは、上記のうちのどれでしょう?

こういう問いを出した時、
「水平面」と答える人と「前額面」と答える人がいます。
(矢状面は、身体に対する前後の動きなので、「矢状面」と答える人は、ほぼ皆無)

なので、「水平面」と「前額面」で、比較してみることにします。

この比較、
皆さまも、下記の説明で、分かる範囲でおこなってみてください。

「水平面」と考える人は、
腕を地面に対して水平に左右に振る動作に、
前腕の「回内・回外」(いわゆるリストターン)と言う動作を加えます。



そこから、上体の前傾角度を加えると、ゴルフスイングの基本的な動作になると考えます。



この動作で、クラブを振ってみると、こんな感じです。



この振り方をベースにして、上体の前傾角度をつけてスイングした写真が、こちら。



ゴルフスイングの動作になっているように見えます。


一方の「前額面」と考える人は、
身体の前での円運動をベースに、



そこから、肘関節の屈曲を加えると、ゴルフスイングの基本的な動作になると考えます。



クラブを持って、この動作をおこなうと、こんな感じ。



この動作から、肘関節の屈曲と、下肢の動きを加えてスイングした写真が、こちら。




いかがでしょう!?

「水平面」と考えても「前額面」と考えても、
出来上がる動きは、
パッと見ただけでは、同じように見えます。

でも、これ、実際に両方をおこなってみると、
「全然違う」と、分かると思います。

この「全然違う」感じは、
「水平面」と考えても「前額面」と考えても、
どちらでもよく似た動きになるなら、
どちらでも良いんじゃないの?…ってレベルを超えて、
「違う」
「水平面」ではアカン
ってことが分かると思います。

…でも、
「水平面」での動きをベースにゴルフスイングを考えている人は、
かなり多いかも…。

レッスン中に、こういうお話しをしていると、
「クラブを横に振っている動画を見た」
「水平面の考え方で、腕を動かせている人の写真を雑誌で見た」などの意見を聞きます。

そして、
「ヤバいですね」
「えらいことになってますね」
「怖いですね」
と、おっしゃる方も…。

「水平面」をベースに考えたスイングと「前額面」をベースに考えたスイングを、
実際に両方おこなって比較してみると、
こうした感想が、思わず口をついて出てくるようです…。


…写真の貼り付けでは、動きが分かりにくいかもしれませんが、
この「水平面」と「前額面」の比較、
ご興味の有る方は、実際におこなってみてください。

ですが、「水平面」の方は、あまり回数をたくさんおこなわないでくださいね…腰にきますから…( ̄▽ ̄;)


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