ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

肩のゼロポジションを支える筋肉

2011年10月07日 | ゴルフ理論…私の見解
『肩のゼロポジション』を支える筋肉(インナーマッスル)としては、棘上筋、小円筋、棘下筋。
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と、肩甲下筋。
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これらの筋肉は、昨日のblogに書いた『肩のゼロポジション』の位置で、4方向から全く均等な引っ張り具合で、上腕骨に向かってきれいに配列され、バランスを取り合うそうです。

また、これらの4つの筋肉は、総称して『ローテーターカフ(回旋筋腱板)』と呼ばれ、肩甲上腕関節の安定と、上腕の回旋筋としての働きを持っているそうです。

…ゴルフスイングにおいて、腕の振りと身体の回転の同調を考える時、この上腕骨(腕の骨)と、肩甲骨(胴体側の骨)の動きの一致は、不可欠です。

また、ゴルフ以外の、どのような競技においても、この『ローテーターカフ(回旋筋腱板)』の使い方の良し悪しは、パフォーマンスの良し悪しに影響する…と言われています。

皆さまは、単に「腕をグルグルと回して下さい」と言われると、どのような動きをイメージなさるでしょうか?

肩甲上腕関節のところで、上腕骨の骨頭をグルグル回すことをイメージなさいませんか?

でも…、
この『ローテーターカフ(回旋筋腱板)』を理解しようと思えば…、
先ずは、『肩のゼロポジション』を知り、できるだけ、肩甲骨の動きに応じて上腕骨を回す…要は、肩甲骨から先が腕との感覚で、腕をグルグル回す感覚がつかめると良いでしょう。

そして、もうひとつ…。

肩甲骨と上腕骨の動きを一致させることにより、上手く働かせたい筋肉が、大円筋。


大円筋は、肩甲骨と上腕骨を繋いでいる筋肉で、
さらに、“腕と腰を直接繋いでいる”と言って良いほどの背中に付いている大きな筋肉、広背筋を働かせるための“エンジン”ともなりうる筋肉。
このため、大円筋は、広背筋の「小さなヘルパー」と呼ばれることもある。
広背筋。
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ゴルフスイングにおいて、腕、上半身、下半身を連動させるには、この広背筋(+大円筋)が大きな役割を担うと考えられる。

これらのことから…、
「『肩のゼロポジション』と『ローテーターカフ(回旋筋腱板)』のことを、よく知って頂きながら、練習してみて頂いたらどうだろう?」と思うようになり、
それが、現在、皆さまに、しつこいくらいに何度も行なって頂いている“円月殺法素振り”に繋がりました(^^)

…と言う事で、昨日、今日のblogは、『肩のゼロポジション』と『ローテーターカフ(回旋筋腱板)』についての“おさらい”でした。

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