超スロースイング

先週から今週にかけて、レッスン受講中の方々全員に『超スロースイング』を練習していただいた。
「アドレスからバックスイング、トップ、ダウンスイング、インパクトゾーン、フォロースルー、フィニッシュまで、ビデオでコマ送りの映像を見ている時くらいに、ゆ～くり、超ゆ～くり動いてみて下さい。」
「超高速度カメラの映像みたいに…。」
「１回のスイングにかける時間は１０秒以上くらいで…。」
「とにかくゆ～くり。」
普通の速さでスイングすれば、動きを意識できる箇所は１箇所か、せいぜい２箇所。
だけど、これくらい超ゆっくりだと、スイング中の全ての動きに意識を向けることが出来る。
この『超スロースイング』の練習の目的は、ゆっくりとスイングしてみることによって、クラブの動き、身体の動きを明瞭にして頂く。
ゆっくりと動いてみることによって、「このへんの動きは、どうなんだろう？」と、ご自身にとって不明瞭な部分を解決して頂く。
また、ゆっくりと動いていただくことによって、私が特に見たかったのは、皆さんのダウンスイングからインパクトゾーンの動き。
通常の速さでスイングしていれば、この辺りの動きを途中で止めることは難しい。
だからゆっくりと動いて頂きながら、身体の動き、クラブの動きを確認した。

『超スロースイング』を練習した後の皆さまのご感想は…。
「普通のスピードで振るより、難しい」
「普通のスピードで振るより、疲れる、しんどい」
「筋肉痛になった」
「痩せそう」
「太極拳みたい」

で、『超スロースイング』を練習してみての効果は、何か得らたように感じますか？
「ボールに当たりやすくなった」
「真っ直ぐ飛ぶようになった」
「スイングのイメージが、やはり明瞭になった」
「今までのクセが直りそう」
「インパクトで、ボールがフェースに当たる音が良くなった」
「形が正しければ、変に力を入れなくても、飛ぶことが分かった」
などなど…。

スイングは、”間違う”ことが有っても構わない。
だけど、”迷い”は出来るだけ少ない方が良い。
超スロースイングでなら、「形、完璧！」「プロみたい！」に動くことが出来る。
だけど、普通の速さで振れば、１回のスイングはものの２秒で終わってしまう。
だから、間違うことは有って当たり前。
だけど、間違った箇所に気づける。「正しくは、こうだ！」と、自分の身体に思い出させることが出来る。←これが出来るようになるか、ならないかが、スイングに迷わなくなるポイント！

プレッシャーのかかる場面ででも、”いつも通り”にスイング出来るかどうか。
ラウンドの途中で、スイングがおかしくなった時、立て直せるかどうか。
『超スロースイング』で、スイングのイメージを、より明瞭にしておくと良い…と思いますよ。

家でも出来る『超スロースイング』。
動きが身体に染み込むまでは、確かに時間がかかるかもしれませんが…。
とにかく反復してみて下さい。
そして、普通のスピードで振った時、「今のは完璧！」と思えたら、快感を得られる。
ラウンド中に「今のは完璧！」と思える形で振れて、ボールがピンに絡んだら、満足と自信が得られますよ。
『超スロースイング』を練習した方々…。
頑張って～～～！！！