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ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

左サイドが意識しにくい理由

2011年10月30日 | ゴルフ理論…私の見解
「(肘を曲げる時には)上腕二頭筋を使ってみて下さいね」と言いながらレッスンをしていると…。

「右は意識できるんだけど、左が意識できない(意識しにくい)」とおっしゃる方が、とても多い。

このblogを読んで下さっている、そこのあなた!
左が意識しにくいのは、あなただけではありませんよ(笑)
みんな、意識しにくいみたいです^^;

左が意識しにくい原因って、何なんでしょうね?

円月殺法素振りでの練習を行なって頂くまでは、
左へのウエイトシフトができない方や、フォロースルーでも右足に重心が残ってしまう方、
右腕の力が強過ぎるためか、身体の右サイドでクラブフェースをボールに合わせに行くような動作となる、アウトサイドインのスイング軌道になる方も多かった。
あるいは、体幹の左サイドへの回転に対して、腕が付いて行かず、身体が開いたままインパクトしてしまい(要は腕の振り遅れによる)、プッシュアウトの弾道を打ってしまう方も多かったです…実は…(~_~;)

いずれの場合も、身体の右サイドは動くけれど、左サイドが上手く動かないことによって起きてしまう現象。

どうして、こういう現象が起きやすくなるのか?

身体に動けと指令を出しているのは、脳なので…(^^ゞ

本日も、もうひとつ、脳の話を書いておけば…。

右打ちの場合…、
「スイングをしろという総指令は、左脳の前頭連合野から出される」
  ↓
「左脳の前頭連合野が、左脳の運動野に指令を出し、左脳の運動野が右半身に指令を出して、バックスイングが始まる」
  ↓
「トップの位置までは、身体の左サイドは右サイドの動きに連動するだけなので、右脳の運動野は働かない」
  ↓
「トップからダウンスイングに動きが切り変わる瞬間、脳梁の連結を通じて左脳の運動野から右脳の運動野に指令権が移る」
  ↓
「左脳の前頭連合野が、右脳の運動野に指令を出し、右脳の運動野が左半身に指令を出す」
…のだそうです。

『痛快!ゴルフ勉強法 大井静雄著 参照』

どうやら…、
アドレス~バックスイングは左脳の運動野から指令が出されるのに対して、
ダウンスイング~インパクトにかけては、右脳の運動野から指令が出される
…らしい。

だから、脳の中で、この「左脳の運動野」→「右脳の運動野」への、指令権のバトンタッチが、スムーズになされなければ、「左脳の運動野」→「右半身」への指令が強く残ってしまうため、身体の左半身は、動きにくいってことに…(T_T)

こういうことを知るまでは…、
アドレス~バックスイングまでは、比較的ゆっくりとした動きだが、ダウンスイング~フォロースルーは、“瞬く間”の動きなので、自分がどう動いているのか、意識しにくい。
ダウンスイングに入れば、「あっ、ダメだ!違う!」と思っても、スピードが出ているので、クラブの動きを止められない。
右利きの方の場合、左腕の方が、右腕に比べると、筋力が弱かったり、不器用だったりする。
…のが、原因だと思っていた。

だけど、この「左脳からの指令」→「右脳からの指令」に、妙に、納得してしまった私。

それからは、「右脳の運動野」→「身体の左半身」への指令が、なるべくスムーズに伝達されるようにと、左腕1本での素振りを、よく行なって頂くようになった…(^^ゞ

それにも増して、円月殺法素振りは、「右→左」「左→右」へと、両方に回すので、「左脳の運動野→右半身」「右脳の運動野→左半身」は、どちらも一気に指令を出し始めてくれないかな?…と思っています。

…と、ここまで、話は長くなってしまいましたが…(~_~;)

現在行なって頂いている「上腕二頭筋を使う意識」を持つ練習。

どうしても、右に比べて、左の上腕二頭筋は意識しにくいようでしたら…、
「右脳の運動野」→「左半身」への指令力を強くする、
左の上腕二頭筋の筋力をアップさせる、
ことを目的としつつ、左腕一本での素振りを、時々行なってみて下さいね…(^^)/


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1 コメント

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左サイドは不随運動 (大山靖浩)
2014-10-03 19:46:35
GOLFスイングは、どこまでも不随的運動で完成するかが大切。振るという意識だと、トップから左サイドにウェイトシフトを意識し左肩甲帯から上肢をリーディングアームとしてクラブを引き、左大腿内側で体重を受け止めて肩をレベルに回す。これには素振りなら綺麗なフォームとして良いかも知れないが、球をセットして打つとなると降り遅れるか、左肩が落ちてダフる可能性が高いし、スイング時の体感にかかる生体力学的負担が高く、スウェイしやすい。よってナイスショットになるとしても、球はスライスになるでしょう。ならば意識はどうすれば良いか、トップからクラブを落とす意識が良いと思います。トップから左サイドを引くのでもなく、ウェイトをシフトするのでもなく、右足底に体重を乗せて右外腹斜筋を随意収縮させれば、、クラブは体幹の近くを通り重力と体重がクラブに加重した状態で球をとらえ、加速したままリフトターンが生じてフィニッシュはありのまま完成する。このスイングが最も完成しているプロゴルファーは男子で北アイルランドのマキロイと女子で韓国のアンソンジュだと思います。二人の共通点はインパクトの写真で、右足がベタ足になり左肘が軽度屈曲しています。左リードであれば、左肘は伸展し右踵が浮きます。このスイングを獲得するためのトレーニングは、アドレスでの前傾を維持するための股関節屈筋と、脊柱固有背筋の筋力アップです。お奨めは、デッドリフトをした後にバーベルスクワットとバーツイストなどです。是非とも試して下さい!
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