いつもは、9番アイアンで打つくらいの120ヤードのショートホールを、かわいこぶりっ子の大見栄はって、5番ウッドでワンオンさせた、ティーチングプロのSさん。
Sさんにパッティングの番がまわってくると「さぁ、バーディーパット!」と、合コン相手の男性お二人(それなりさんと、あっちこっちさん)に、はやしたてられた。
「わぁ~、緊張するぅ~」なんて言いながら…ラインを読むのもそこそこに、適当にカツーンと打ったボールは、「キャ~~!」と言う、Sさんの甲高い悲鳴と共に、カップを通り越して、はるかにオーバー。
「3パットでもしとこか」と思ってのことだったのに、「あ~ん、やっちゃったぁ~」と、首をすくめ、右手を側頭部にあてて、下唇をかる~く噛んで、かわいこぶりっ子悔しがるのポーズをしてみせた。
今日のこのラウンドにたどり着くまでの経緯を全て知っていて、Sさんが「絶対にゴルフをはじめて3年のOLのふりをしてまわる」と、宣言していたのも知っている本当のOLの友達も、このビックリするような出来事には、一瞬、唖然…。
でも、その直後、みんなに背中を向けてうつむいてしまい、「どうしたのかな?」と思っていると、その肩は、プルプルと震えていたらしい。(そりゃ、笑うわなぁ~)
結局、このホールは、1オン3パットのボギーとし、お二人の男性とキャディーさんからは、「もったいなかったですねぇ~」と、励ましの声をかけられたらしい。
Sさんは、その後のホールも、自分の持てる力の6~7割で、レディスクラブをシュンと振るだけ。
とりあえず、そんなに飛ばないから、曲がりもしなくて、よく曲がるあっちこっちさんのボールを、一緒に探してあげることも出来た。
そんなSさんのプレーぶりを見ていてなのか、それなりさんからは、「ラウンドに慣れていますね」と、言われ、一瞬ヒヤリとする場面も有ったらしい。
それでも、本当のOLの友達が、当たったり、当たらなかったりで、四苦八苦している姿を見ても、「今日は、ゴルフをはじめて3年のOL」であることを、自分自身に言い聞かせ、ティーチングプロとしては、少々心が痛んでも、アドバイスすることなどは、極力控えて、友達のプレーを見守るだけにしていたらしい。
前半戦、残り2ホールくらいになった時、ここまで一体、いくつでまわっているのかと、Sさんは、自分のスコアと、それなりさんのスコア、あっちこっちさんのスコアを、密かに数えた。
(本当のOLの友達のスコアは、ボールを持って歩いたり、ギブアップしたりなので、数えらず…)
「このまま行くと、それなりさんに勝ってしまいそう…。」
「勝ってしまうか、負けておくべきか…」
前半の残り2ホールを残して、Sさん自身の心の中で、葛藤が始まったのだった。
Sさんにパッティングの番がまわってくると「さぁ、バーディーパット!」と、合コン相手の男性お二人(それなりさんと、あっちこっちさん)に、はやしたてられた。
「わぁ~、緊張するぅ~」なんて言いながら…ラインを読むのもそこそこに、適当にカツーンと打ったボールは、「キャ~~!」と言う、Sさんの甲高い悲鳴と共に、カップを通り越して、はるかにオーバー。
「3パットでもしとこか」と思ってのことだったのに、「あ~ん、やっちゃったぁ~」と、首をすくめ、右手を側頭部にあてて、下唇をかる~く噛んで、かわいこぶりっ子悔しがるのポーズをしてみせた。
今日のこのラウンドにたどり着くまでの経緯を全て知っていて、Sさんが「絶対にゴルフをはじめて3年のOLのふりをしてまわる」と、宣言していたのも知っている本当のOLの友達も、このビックリするような出来事には、一瞬、唖然…。
でも、その直後、みんなに背中を向けてうつむいてしまい、「どうしたのかな?」と思っていると、その肩は、プルプルと震えていたらしい。(そりゃ、笑うわなぁ~)
結局、このホールは、1オン3パットのボギーとし、お二人の男性とキャディーさんからは、「もったいなかったですねぇ~」と、励ましの声をかけられたらしい。
Sさんは、その後のホールも、自分の持てる力の6~7割で、レディスクラブをシュンと振るだけ。
とりあえず、そんなに飛ばないから、曲がりもしなくて、よく曲がるあっちこっちさんのボールを、一緒に探してあげることも出来た。
そんなSさんのプレーぶりを見ていてなのか、それなりさんからは、「ラウンドに慣れていますね」と、言われ、一瞬ヒヤリとする場面も有ったらしい。
それでも、本当のOLの友達が、当たったり、当たらなかったりで、四苦八苦している姿を見ても、「今日は、ゴルフをはじめて3年のOL」であることを、自分自身に言い聞かせ、ティーチングプロとしては、少々心が痛んでも、アドバイスすることなどは、極力控えて、友達のプレーを見守るだけにしていたらしい。
前半戦、残り2ホールくらいになった時、ここまで一体、いくつでまわっているのかと、Sさんは、自分のスコアと、それなりさんのスコア、あっちこっちさんのスコアを、密かに数えた。
(本当のOLの友達のスコアは、ボールを持って歩いたり、ギブアップしたりなので、数えらず…)
「このまま行くと、それなりさんに勝ってしまいそう…。」
「勝ってしまうか、負けておくべきか…」
前半の残り2ホールを残して、Sさん自身の心の中で、葛藤が始まったのだった。
ブログでのご紹介、ありがとうございます
いつも読んで頂いて…ご期待にそえるような、話の展開が、さて、待ち受けているでしょうか?
ぶんさんも、ブロガーなのですね。
トラックバック、また、是非、チャレンジしてみて下さいね
トラックバックしようかと思ったのですが、うまくいきませんでした・・・
しかし、合コン話、面白い。
どこかで、水戸黄門が印籠見せるみたいに、ビシッとショット決めたりしたら面白いんだけどなぁ・・・、なんて勝手に想像してます(爆)