ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

荒川選手の金メダル

2006年02月26日 | 読書 ・鑑賞・観劇録
フィギュアスケートの荒川静香選手、金メダル。
やったね!良かったね!手足が伸びやか!ダイナミックで美しい滑りに感動でした!
レッスンの座学で、メンタルについてお話していた時だったので、おのずとインタビューで荒川選手が、ご自身の心理面についてお話されている言葉に、耳がダンボに。
「無心」「無欲」「楽しもうと思った」、そして「他の選手の演技を観ていなかった」。
自身の内に集中…でも、決して凝り固まった集中ではなくて、楽しもうとするリラックス状態での集中。
心理面でも、とても良い状態で試合に臨めたんだろうなと思えるコメントだった。
自然に出来たことだったのだろうか?
それとも、コントロール?

滑り終わった後の荒川選手の笑顔は、とってもとっても素敵でした。
滑っていてご本人自身、快感だったんだろうな。
気持ち良かったんだろうな。
身体がドンドン思うように動いたんだろうな。
嬉しかったんだろうな。

「観られている」とか「期待を寄せられている」とか「注目を浴びよう」とか「私の姿を見て」とか、自分ではない誰かの滑りが頭の中にちらつくとか…そんな心理状態では、自分にとっての“究極”は出て来ない。
あくまでも、自分の身体に問いかけて、頭で思い描いたように、そして、その思い描いているように勝手に身体が動いてくれると感じる時が“究極”で、スポーツ選手にとっての“快感”なのではないだろうか?
そういう“究極”や“快感”を引き出せるときは、えてして“無心”。

ゴルフにおける1ショットも同じ。
「良いショットを打とう」と言うような“欲”や「誰かに見られているから」と言うような“良いカッコ”を捨て、自分の内に問いかけて、自分の身体が自分のイメージした通りに動いた時が、最も快感。最も嬉しい。

荒川選手の滑っている時の、気持ち良さそうな表情に感動。
滑り終わった後の、濁りの無い笑顔に、感動。
そして、密かに期待していたメダルに、しかも金メダルに感動でした。

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