ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

見えない薬草、見えない毒牙

2011年09月22日 | 人として思うこと
『極貧時代を振り返って…』に、研修生時代は遊んだってことを書きましたが(^_^;)

ただ、自分の名誉(?)のために書いておけば…、
夜な夜な、遊びまくっていたのではなく…(笑)
寮の塀を乗り越えて、夜中にカラオケボックスに遊びに行ったのは、年に2~3回程度、夜の街をあてもなく徘徊したのも、同じ回数くらい。
キャディーさん宅でお酒を飲んで、酔っ払って、立てなくなって、朝帰りしたのは1回です…(^^;
食事だけいただきに行ったのは、あと数回程度有りましたが…。

でも、その遊んでいた時の心理状態って、決して楽しくて開放的なものではなく、自分は、これからどうなるのだろう?との不安や虚しさが勝っていて、半分“ヤケ”になっていたから、あまり良い想い出として、自分の中に残っていないのです。
だから、遊んでいた“量”よりも“質”の問題で…、
この頃に遊んだ想い出は、どんよりとして暗~くて、「バカだったな…」と思える、“苦い”ものなので…、
余計に、“ろくでなしだったよ~♪”と思うんでしょうね…(笑)。

…そして、自分の、その“苦い”想い出を振り返った時、
スポーツの世界でも芸能などの世界でも、その世界にいると、ファンや“タニマチ”が付いたりする。
それは、有難いことなんだけれども…、
でも…、
未来有る、若い人たちに、今、私が言っておきたいことは…、
その人たちに連れられて遊ぶのは絶対に良くないことだとは言わないけれど…、
程々にしておかないと、誘われるままに遊んでしまうと、つぶされるまで遊ばされてしまう可能性も有ると言うこと。
“歯止め”や“見極め”が大切だ…と言うこと。

私も、これまでに色んな大人たちとの関わりの中で、育てられて来た部分がたくさん有るが…
ちゃんとした大人は、「自分の遊びに付き合わせません。」
「一緒に遊ぶとしても、大人としての対処をしてくれました。」
「この子のために自分がしてあげられることは何なのか?言ってあげられることは何なのか?を考えて接してくれました。」
「具体的なことは別に無くても、私を、育てよう、高めようとしてくれました。」

ただ、そうした、ちゃんとした大人ほど、「親しき仲にも礼儀有り」の態度を欠くと、相手にしてくれなくなります。
自分の顔に泥を塗られそうな若者だと思ったら、縁を切られることも有ります。
大人の方も、見極めています。
だから、私も必死になったことも有りました。

しかし、こういう大人は、時には、厳しいことも言うけれど、自分にとっては、見えない“薬草”になります。

一方で、自分に親切にしてくれる人の中にも、世の中には、いい大人のくせに、大人としての良識や判断を欠いているとしか思えない大人も、たくさんいるのは事実です。

私も、“美味しい話”や“遊び人”に付き合わされて、研修生時代や、ティーチングプロになってからも、つぶされかけた経験有り…です。

だからこそ、自分の未来が大事なら、どういう大人と関わって行くのかの“見極め”は大切だと思う。

甘くて、遊ばせる、毒牙となるような、その人たちの、優しい誘惑や遊びに乗って行っちゃダメ!付いて行っちゃダメだよ!とは、声を大にして言っておきたい。
自分が崩されてしまいます。つぶされてしまいます。

薬草と毒牙は、一見、両方とも優しいから、見極めは、難しいかもしれないけれど…。
この薬草や毒牙は、明らかに目に見えるものではないけれど…。

それでも、どういう人と関わって行くかの、“見極め”は必要なんです。

こういうことが分かっていながら、薬草と毒牙の、どちらに付いて行くか…、
また、どのような大人との付き合いを好み、選択して行くかは、
その子自身の“素質”次第、本人次第なんだろう…とは思いますが…。

…それでも、私自身も50歳台を、そろそろ間近に控えて、ジュニアゴルファーや学生さん、若い人たちを指導して行くにあたっては、このあたりの見極めの重要性について、それとなく、語れるようになって行きたいし…、また、ダメなことはちゃんとダメと言える大人になって行きたいな…と思います。

私も、毒牙ではなく、薬草になりたい…。

自分自身の経験を踏まえた上で…です(^_^;)
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2 コメント

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夜な夜なではなく… (jx)
2011-09-23 23:28:20
先生、失礼しました。
夜な夜なではなく、「たまには…」ですね(笑)

中国の知人に、「貴人」<グイレンと発音>という言葉を聞きました。
日本語の恩人に近いのですが、本質的に違う意味です。
過去を振り返って、あの時あの人の言葉(行動)で、今の私がある、
と思える人のことを意味します。

おそらく、良しにつけ悪しきにつけ誰にでも「貴人」といえる人が数人
思い浮かぶと思います。でも、悲しいかな、その時はそれ程重大とも思わず、
必ず後になってから気付くんですね。

先生はたくさんの人の「貴人」になられるのではないですか。
うらやましいかぎりです。
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貴人 ()
2011-09-24 09:53:46
“貴人”、恩人に似たような言葉…。

振り返ってみると、これまでに、やはり“貴人”と呼べるには会ってきていますよね。

jxさんも、ご自身では気づいておられないだけで、たくさんの人たちの“貴人”なのでは…?

…そんな気がします

“貴人”って言葉、教えて下さって、ありがとうございました
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