ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

友達の”合コン”話 その6

2006年06月26日 | 笑える話
ボールを探しまくるあっちこっちさんと、ちょっとずつしか前に進まない本当のOLの友達にはさまれ、実は、Sさん、前の組と後ろの組が、ちょっと気になっていたらしい。
「遅れまい、待たせまい」と、レディスクラブをシュンと振りながらも、出来るだけスムーズに自分のプレーを進行させていた。
結果、ボギーオンの2パットペースでまわっていて、気づいてみれば、ハーフで50をも切るペース。
7番ホールまでのスコアを数えてみると、それなりさんにも勝っている。
「このまま、ボギーとダボくらいで上がってしまうか、それとも…?それなりさんも、現時点では、私に負けていることに、気づいているのだろうか?」
こんな風に考え始めると、さっき、それなりさんが「Sさん、今のホール(のスコア)いくつ?」と尋ねた、その言葉に、心なしか、きつさや冷たさが混ざっていたようにも感じられてきたのだった。

…思い返せば、あの『合コン』の夜、「一緒にラウンドに行きませんか?」と、とっても乗り気で、半ば強引に誘ってきたのは、それなりさんの方だった。
初対面の女の子に、「一緒にラウンドに行きませんか?」なんて誘ったのは、自分のゴルフの腕前に”それなりの”自信が有ったからではないだろうか?
今日のラウンド中の、あっちこっちさんへの言動を聞いていても、「それなりさんは、きっと、自分の会社の若手社員の中で、ゴルフに関しては、リーダー格なんだろうな…」と思えた。
クラブを見ても、あっちこっちさんのは、お父様かお友達に譲ってもらったんだろうなと思えるクラブなのに対して、それなりさんのは、最新型の人気モデル。
クラブにも凝っているし、頑張って練習している様子もうかがえる。
「今、ゴルフが楽しいんだろうなぁ~」
「ここで勝ってしまったら、男としてのプライドが傷ついてしまうのかな?」
「会社に帰ってから、あっちこっちさんに、『それなり君は、ゴルフをはじめて3年の女の子に負けた』なんて言われちゃうと、かわいそうかな?」
なんて、思えてきたのだった。

そんな思いに駆られながら、8番ホールで、Sさんの放ったサードショットは、グリーンに届かず、コロコロコロ~と転がって、グリーン手前のバンカーへ。
「仕方が無い・・・ここで調整しておくか~」
ドッシッ!ドッシッ!ドスン!!もひとつおまけに、えんやこらドスン!!
「イヤン、出ない~」と、わざとらしい泣き顔を、必死に本物に見せようとしながらも、Sさんは、それなりさんとのスコアの差を、砂を思いっきりたたく事によって、埋めたのだった。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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はるみさんへ ()
2006-06-27 01:15:18
ちょっと、話を引っ張りすぎでしょうか?
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おそれいりました (はるみ)
2006-06-26 21:55:40
いつも、いいところで終わってしまうんですよね。
返信する

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