今期(10月~12月)のレッスンも、あとは補習を残すのみとなった。
今期は、スポーツの秋から寒い冬に突入した時期。
特にここ1週間くらいの寒さは、強烈だった。
寒さをこらえてレッスンを受け、打つ練習を行って頂いた方々、お風邪などは大丈夫だったでしょうか?
お疲れ様でした。
今期は、片手素振りからはじまり、「えい、やっ!」の思いで買ったデジカメを使って超スロー再生でスイングを見て、最後は、『これは、なんだ?』の子供の遊び道具を使って左右の腕の振りの一致を図って頂いた。
振り返ってみて、”振り方”に重点を置いたレッスンだったと思う。
「片手素振りを何度も行って…」と言うのは、まさに”身体で覚えて頂こう”との策。
2年ほど前の競技会の表彰式にて、「今年も一年、レッスンで先生(←私)から色んなことを教えて頂きました。だけど、今日のラウンドでは、それら全てをキレイにすっきりと忘れていました」とのコメントを頂いた。
このコメント、”笑い”を取るためのジョークだったと思うが、私にとっては、「そりゃ、いかん(苦笑)」と思えるコメントだった。
その反省点は生かさなきゃと思い、スイング理論について、私の知っている限りの全てのことを、あらゆる面から事細かに色々と説明するより、”いざ、打つとなった時に、身体が反応するように”とのレッスンを行っていかなきゃと思えるようになった。
まだ若い頃や、資格級が下の頃は、それこそ「なめられたら、いかん」との思いから、自分の知り得る限りのことを全て話して、レッスンを行っていた。
だけど、それが、かえってレッスンを受講下さる方々を、”アタマデッカチ”にし、「色んなことを教えてもらったように思うけれど、ラウンド中は、そんなこと、全てどっかに飛んで行ってしまってた」状態にしていたのではないかと思う。
そして、その2年くらい前の競技会で頂いた、私にとっての”痛くて笑えない”コメント以降、より一層、”身体で覚えて、身体に染み込ませるには…”を、自分なりのレッスンのテーマにした。
あまり曲がり過ぎずに、しっかり飛ばせるスイングを作ろうと思えば、やはりスイングプレーン(スイングを真後ろから見た時に見えるシャフトの通り道)・スイング軌道(スイングを真上から見た時に見えるクラブヘッドの通り道)・スイングアーク(腕の振りと身体の回転によってスイングした際にできるクラブヘッドの円弧)をキレイにすることが大切。
だけど、先にこの3つ有りきではなく、どうすれば、この3つが、かみ合っているスイングになるのかの、”身体の動き”を重要視した方が良いと思う。
”身体の動き”が原因で、上記の3つは、結果論。
結果が悪いのは、原因のせい。
身体の動きを練習していれば、自然と、上記の3つもキレイになっていた…と感じて頂ければ、嬉しい。
上記の3つが大切なのに、それを優先しない理由としては、スイングをしている2秒の間に、クラブの動きを自分の意識でコントロールできるかと言えば、しにくいから。
自分の身体の動きの方が、コントロールしやすい。
また、ティーチングプロになろうとする人達や、なったからと言って、自分のスイングを矯正しようとしていた人達が、やたらとスイングプレーンに意識を向けて練習したために、かえって、飛距離が出にくくなったり、ぎこちない動きになったり、時々とんでもないプッシュアウトのミスショットをしてしまうようになった”例”を、これまでによく見てきた。
それらの”例”を見ていて、スイングプレーンがキレイなのは良いことだけど、そればかりに意識を向けて練習するのは、あまり利口な方法とは言えないのかもしれないと思った。
ティーチングプロになろうとする人や、なった人は、70台前半のスコアも出せる人達。
そういう人達でさえ、スイングプレーンに意識を向け過ぎていると、”ドツボ”にはまる。
だから、スイングプレーンや、スイング軌道、スイングアークなどは、身体が上手く動いた結果、整うと思って頂いていた方が良いし、私自身も、そういうレッスンがしたい。
今期、行って頂いた「片手素振り」、そして、左右の腕の調和。
バックスイングでは左脳が働き、ダウンスイングでは右脳が働いているかもしれないとの、本で読んだ情報を基に(←このことも、今年のブログに書いた)、特に左腕での素振りをよく行って頂いたり、小さなボールを両腕の間に挟んで練習してみて頂いた結果、『マイデジカメ』の超スロー再生で、スイングプレーンを確かめると、キレイになっていた方が多かったのは、私にとっても「よっしゃ!」と思える現象だった。
年末年始に”自主練習”をなさる方は、やはり、今期に行った片手素振りを何度も…。
そして、両腕の動きを調和させて行くには、両手の甲側を合わせて、小さなボールを両肘の間に挟んでいるとイメージしつつ、バックスイングでは右腕を、ダウンスイング以降は、左腕の動きを意識してのシャドウ・スイング(クラブを持たずに、身体の動きのみを練習すること)を行ってから、ボールを打つようになさって下さいね。
レッスンの成果は、徐々にでも、きっちりと現れてきますように…。
そして、”アタマデッカチ”の理論優先ではなく、身体で覚えて頂けますように…(笑)。
…以上、今期のレッスンを振り返ってのブログでした。
今期は、スポーツの秋から寒い冬に突入した時期。
特にここ1週間くらいの寒さは、強烈だった。
寒さをこらえてレッスンを受け、打つ練習を行って頂いた方々、お風邪などは大丈夫だったでしょうか?
お疲れ様でした。
今期は、片手素振りからはじまり、「えい、やっ!」の思いで買ったデジカメを使って超スロー再生でスイングを見て、最後は、『これは、なんだ?』の子供の遊び道具を使って左右の腕の振りの一致を図って頂いた。
振り返ってみて、”振り方”に重点を置いたレッスンだったと思う。
「片手素振りを何度も行って…」と言うのは、まさに”身体で覚えて頂こう”との策。
2年ほど前の競技会の表彰式にて、「今年も一年、レッスンで先生(←私)から色んなことを教えて頂きました。だけど、今日のラウンドでは、それら全てをキレイにすっきりと忘れていました」とのコメントを頂いた。
このコメント、”笑い”を取るためのジョークだったと思うが、私にとっては、「そりゃ、いかん(苦笑)」と思えるコメントだった。
その反省点は生かさなきゃと思い、スイング理論について、私の知っている限りの全てのことを、あらゆる面から事細かに色々と説明するより、”いざ、打つとなった時に、身体が反応するように”とのレッスンを行っていかなきゃと思えるようになった。
まだ若い頃や、資格級が下の頃は、それこそ「なめられたら、いかん」との思いから、自分の知り得る限りのことを全て話して、レッスンを行っていた。
だけど、それが、かえってレッスンを受講下さる方々を、”アタマデッカチ”にし、「色んなことを教えてもらったように思うけれど、ラウンド中は、そんなこと、全てどっかに飛んで行ってしまってた」状態にしていたのではないかと思う。
そして、その2年くらい前の競技会で頂いた、私にとっての”痛くて笑えない”コメント以降、より一層、”身体で覚えて、身体に染み込ませるには…”を、自分なりのレッスンのテーマにした。
あまり曲がり過ぎずに、しっかり飛ばせるスイングを作ろうと思えば、やはりスイングプレーン(スイングを真後ろから見た時に見えるシャフトの通り道)・スイング軌道(スイングを真上から見た時に見えるクラブヘッドの通り道)・スイングアーク(腕の振りと身体の回転によってスイングした際にできるクラブヘッドの円弧)をキレイにすることが大切。
だけど、先にこの3つ有りきではなく、どうすれば、この3つが、かみ合っているスイングになるのかの、”身体の動き”を重要視した方が良いと思う。
”身体の動き”が原因で、上記の3つは、結果論。
結果が悪いのは、原因のせい。
身体の動きを練習していれば、自然と、上記の3つもキレイになっていた…と感じて頂ければ、嬉しい。
上記の3つが大切なのに、それを優先しない理由としては、スイングをしている2秒の間に、クラブの動きを自分の意識でコントロールできるかと言えば、しにくいから。
自分の身体の動きの方が、コントロールしやすい。
また、ティーチングプロになろうとする人達や、なったからと言って、自分のスイングを矯正しようとしていた人達が、やたらとスイングプレーンに意識を向けて練習したために、かえって、飛距離が出にくくなったり、ぎこちない動きになったり、時々とんでもないプッシュアウトのミスショットをしてしまうようになった”例”を、これまでによく見てきた。
それらの”例”を見ていて、スイングプレーンがキレイなのは良いことだけど、そればかりに意識を向けて練習するのは、あまり利口な方法とは言えないのかもしれないと思った。
ティーチングプロになろうとする人や、なった人は、70台前半のスコアも出せる人達。
そういう人達でさえ、スイングプレーンに意識を向け過ぎていると、”ドツボ”にはまる。
だから、スイングプレーンや、スイング軌道、スイングアークなどは、身体が上手く動いた結果、整うと思って頂いていた方が良いし、私自身も、そういうレッスンがしたい。
今期、行って頂いた「片手素振り」、そして、左右の腕の調和。
バックスイングでは左脳が働き、ダウンスイングでは右脳が働いているかもしれないとの、本で読んだ情報を基に(←このことも、今年のブログに書いた)、特に左腕での素振りをよく行って頂いたり、小さなボールを両腕の間に挟んで練習してみて頂いた結果、『マイデジカメ』の超スロー再生で、スイングプレーンを確かめると、キレイになっていた方が多かったのは、私にとっても「よっしゃ!」と思える現象だった。
年末年始に”自主練習”をなさる方は、やはり、今期に行った片手素振りを何度も…。
そして、両腕の動きを調和させて行くには、両手の甲側を合わせて、小さなボールを両肘の間に挟んでいるとイメージしつつ、バックスイングでは右腕を、ダウンスイング以降は、左腕の動きを意識してのシャドウ・スイング(クラブを持たずに、身体の動きのみを練習すること)を行ってから、ボールを打つようになさって下さいね。
レッスンの成果は、徐々にでも、きっちりと現れてきますように…。
そして、”アタマデッカチ”の理論優先ではなく、身体で覚えて頂けますように…(笑)。
…以上、今期のレッスンを振り返ってのブログでした。