ツアー6戦目にして、昨年の賞金女王、不動裕理さん優勝!
『サロンパスワールドレディス』で、最終18番ショートホールでボギーとし、2位の大山志保さんと、プレーオフ。
プレーオフ1ホール目、18番202ヤードのショートホールで、不動さんパー、大山さんボギーで決着が付いた。
今回プレーオフを戦った不動さんと大山さん。
二人とも、清元登子さんの(元)門下生。
この二人に加え、古閑美保さんも。
「何故、清元さんの門下生は、みんな強くなるんですか?」と尋ねられたことが有る。
「何故?」私も、コーチの立場としては、”解析”したいところ。
現在、LPGAの副会長の清元さん…講習会などに行くと、必ずと言って良いほど、お顔を拝見する。
初めてお会いした時は、そこにいらっしゃるだけで、緊張してしまった程、圧倒的な存在感を感じた。
黙って立っていらっしゃれば、”怖い!””厳しそう!”と言う印象も受ける。
でも、お話しをさせて頂いたり、お話しを聞いていると、何故か、とても楽しいし、面白い。
その清元さんのお人柄が現れていると思えるようなエピソードを、一昨年宮崎に講習会に行った時の出来事から…。
宮崎に行ったのは、お盆明けの8月中旬。
フェニックスCCに集合して、これから講習会がはじまる開校式でのこと。
はじめるにあたって清元さん、ご挨拶を…
清元さん「え~、みなさん、あっつい時期に、あっついところへ、わざわざようこそ…」
私たち「へっ?」
ちょっと姿勢を正して、真面目に清元さんのお言葉を拝聴させて頂こうと思っていたのに、出鼻をくじかれた感じ。
でも、そのはじめの一言で、明るく楽しい気分になれました。
その後の挨拶も、特別固いことや厳しいことは、おっしゃいませんでした。
また、フェニックスカントリークラブを、歩いて視察している時…
ある男子プロの使用クラブと、ボールの落としどころが記入されている用紙を参考にしながら、「ホール攻略法を考えよう」という、朝一番の講習時間でのこと。
フェニックスCCは、松林が名物。
フェアウエイの両サイドや、フェアウエイの真ん中にも松の木が有る。しかも、「樹齢何年?」と思うくらいの古くて太くて立派な松の木も有る。
あるホールに来た時、フェアウエイの真ん中に立っていた、両腕を伸ばしても、とても抱え込めない程の大きな松の木を見つけ…ティーチングプロ仲間3人で、ホール攻略法そっちのけで(?)、思わず「凄いねぇ~」と見入ってしまっていた。
ここからは、グリーンの傾斜も良く分かるので、グリーンを観察しなさいって感じの場所だったのだが、私たちは、それよりも樹齢100年くらいの松の木に興味が有った。
「凄い!」と、松の木に見入っていて、ふと気がつくと、清元さんが、ヒタヒタと後ろから歩いて、無表情で近付いて来られた。
「アッ!もしかして、オコラレル?」
私たち「ス、スミマセン…よくホールを観察します…」と言おうとした時、ニカッ!と笑って清元さん「その木は、私のように歳をとっているなぁ」とおっしゃった。
私たち、また「へっ?」となったが、「いえいえ、そんなぁ~」とくらいしか返せず…その後は、談笑しながら、ホールを楽しく観察しながら歩けたのでした…。
清元さんには、”人の気持ちを和ませる力”が有る。
そして、人、一人一人をよく見ておられると思う。
「説教されると、誰でも泣いてしまう」ほどの、プロとしての厳しさも勿論持っておられるけれど、その厳しさは、向けられて当然、説教されて当たり前と感じる厳しさである。
言いたいことは、歯に衣着せぬ言い方で、はっきり、ピシャリとおっしゃることも有る。
それでも、お顔は、無表情でも(?)、心はあたたかだと感じる方である。
ツアーを戦っているプロ達は、カリカリ、イライラと神経を尖らせたり、追い詰められた気持ちになることも有るだろう。
そんな時、清元さんは、”人の気持ちを和ませる力”を発揮なさるのかもしれない。
フッと気持ちを楽にさせることによって、また、実力を発揮しやすい心理的な土壌を、清元さんは作ってあげることが出来るのではないかと思う。
門下生たちがドンドン強い選手に育って行くのは、技術的な面での指導力も然ることながら、清元さんの”人間性”や”包容力”も、かなりのウエイトを占めているのではないかと、私は思う。
コーチとして、”師”と仰ぎたい方である。
清元さん曰く…「(ティーチングプロとしては)30・40(歳代)まだペイペイ。50・60(歳代)になってハクが付く」
私の長期的な目標は、50歳代、60歳代になってから、ちゃんと”ハク”の付いたティーチングプロになっていること。
”ハク”とは、どのようなものか?
人から見て感じることなのか?自分で感じるものなのか?その両方なのか?
今は、まだ分からないけれど、少なくとも、清元さんは、50歳代、60歳代になってから、コーチとしての充実期をお感じになっているのだろう。
どんな”ハク”が付いてくるのかを楽しみに、今は、一歩一歩、歩いて行きたいと思っている。
『サロンパスワールドレディス』で、最終18番ショートホールでボギーとし、2位の大山志保さんと、プレーオフ。
プレーオフ1ホール目、18番202ヤードのショートホールで、不動さんパー、大山さんボギーで決着が付いた。
今回プレーオフを戦った不動さんと大山さん。
二人とも、清元登子さんの(元)門下生。
この二人に加え、古閑美保さんも。
「何故、清元さんの門下生は、みんな強くなるんですか?」と尋ねられたことが有る。
「何故?」私も、コーチの立場としては、”解析”したいところ。
現在、LPGAの副会長の清元さん…講習会などに行くと、必ずと言って良いほど、お顔を拝見する。
初めてお会いした時は、そこにいらっしゃるだけで、緊張してしまった程、圧倒的な存在感を感じた。
黙って立っていらっしゃれば、”怖い!””厳しそう!”と言う印象も受ける。
でも、お話しをさせて頂いたり、お話しを聞いていると、何故か、とても楽しいし、面白い。
その清元さんのお人柄が現れていると思えるようなエピソードを、一昨年宮崎に講習会に行った時の出来事から…。
宮崎に行ったのは、お盆明けの8月中旬。
フェニックスCCに集合して、これから講習会がはじまる開校式でのこと。
はじめるにあたって清元さん、ご挨拶を…
清元さん「え~、みなさん、あっつい時期に、あっついところへ、わざわざようこそ…」
私たち「へっ?」
ちょっと姿勢を正して、真面目に清元さんのお言葉を拝聴させて頂こうと思っていたのに、出鼻をくじかれた感じ。
でも、そのはじめの一言で、明るく楽しい気分になれました。
その後の挨拶も、特別固いことや厳しいことは、おっしゃいませんでした。
また、フェニックスカントリークラブを、歩いて視察している時…
ある男子プロの使用クラブと、ボールの落としどころが記入されている用紙を参考にしながら、「ホール攻略法を考えよう」という、朝一番の講習時間でのこと。
フェニックスCCは、松林が名物。
フェアウエイの両サイドや、フェアウエイの真ん中にも松の木が有る。しかも、「樹齢何年?」と思うくらいの古くて太くて立派な松の木も有る。
あるホールに来た時、フェアウエイの真ん中に立っていた、両腕を伸ばしても、とても抱え込めない程の大きな松の木を見つけ…ティーチングプロ仲間3人で、ホール攻略法そっちのけで(?)、思わず「凄いねぇ~」と見入ってしまっていた。
ここからは、グリーンの傾斜も良く分かるので、グリーンを観察しなさいって感じの場所だったのだが、私たちは、それよりも樹齢100年くらいの松の木に興味が有った。
「凄い!」と、松の木に見入っていて、ふと気がつくと、清元さんが、ヒタヒタと後ろから歩いて、無表情で近付いて来られた。
「アッ!もしかして、オコラレル?」
私たち「ス、スミマセン…よくホールを観察します…」と言おうとした時、ニカッ!と笑って清元さん「その木は、私のように歳をとっているなぁ」とおっしゃった。
私たち、また「へっ?」となったが、「いえいえ、そんなぁ~」とくらいしか返せず…その後は、談笑しながら、ホールを楽しく観察しながら歩けたのでした…。
清元さんには、”人の気持ちを和ませる力”が有る。
そして、人、一人一人をよく見ておられると思う。
「説教されると、誰でも泣いてしまう」ほどの、プロとしての厳しさも勿論持っておられるけれど、その厳しさは、向けられて当然、説教されて当たり前と感じる厳しさである。
言いたいことは、歯に衣着せぬ言い方で、はっきり、ピシャリとおっしゃることも有る。
それでも、お顔は、無表情でも(?)、心はあたたかだと感じる方である。
ツアーを戦っているプロ達は、カリカリ、イライラと神経を尖らせたり、追い詰められた気持ちになることも有るだろう。
そんな時、清元さんは、”人の気持ちを和ませる力”を発揮なさるのかもしれない。
フッと気持ちを楽にさせることによって、また、実力を発揮しやすい心理的な土壌を、清元さんは作ってあげることが出来るのではないかと思う。
門下生たちがドンドン強い選手に育って行くのは、技術的な面での指導力も然ることながら、清元さんの”人間性”や”包容力”も、かなりのウエイトを占めているのではないかと、私は思う。
コーチとして、”師”と仰ぎたい方である。
清元さん曰く…「(ティーチングプロとしては)30・40(歳代)まだペイペイ。50・60(歳代)になってハクが付く」
私の長期的な目標は、50歳代、60歳代になってから、ちゃんと”ハク”の付いたティーチングプロになっていること。
”ハク”とは、どのようなものか?
人から見て感じることなのか?自分で感じるものなのか?その両方なのか?
今は、まだ分からないけれど、少なくとも、清元さんは、50歳代、60歳代になってから、コーチとしての充実期をお感じになっているのだろう。
どんな”ハク”が付いてくるのかを楽しみに、今は、一歩一歩、歩いて行きたいと思っている。
すごく、共感できますね。
私も子供達を教える時は「やさしく、楽しく、厳しく」をモットーにしています。
しかし、今年も不動選手の強さは健在ですね。
いつも、読んで頂いて、コメントも頂いて…恐縮ですっ!
ありがとうございます
”コーチ”になると、”選手”でいる時より、より多くのことを考え、また、学んで行かないといけないなぁ~って、そんな気がしませんか?
子供たちへの指導も、骨が折れますよね。
少年野球の指導、大変だと思いますが、頑張って下さいね!!