ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

「深層筋を動きのきっかけに」とは、どういうことか!?

2014年03月31日 | 『ゴルフスイング体操(R)』DVD BOOK
『ゴルフスイング体操』の特徴のひとつに「深層筋の動きをきっかけに体を動かす」があります。

これは、どういうことかと申しますと…(ノ∀`)

身体を、
上肢の骨
体幹の骨
下肢の骨
に分割して使うために、
その「境目」となる箇所を、まず動かすと言うことです。

下記イラストの、太い白の線で記した辺り。



それで、この付近に付着している筋肉を見てみると、身体の深部に付着している深層筋になるからです。

(この辺りに付着している筋肉を詳しくお知りになりたい方は、全身の筋肉のイラストをご覧下さいませ…m(_ _)m)

だから、それらの筋肉の動きをきっかけにすると、
上肢帯に付着している筋肉、
体幹に付着している筋肉、
下肢帯に付着している筋肉
のそれぞれが、「まとまり良く動く」ようになります。
そして、結果として、全身の筋肉の連動や連鎖も良くなります。

イメージとしてはこんな感じでしょうか?



なんか、上手く描き表せませんでしたけど…(`-д-;)ゞ
でも、まぁ、こういう感じだと、体幹に付着している筋肉から、身体の末端に付着している筋肉へのパワーの伝播もスムーズになりそう…に、見えませんか!?…(^▽^;)

パワー出力のためには、どうしても、表面上に付着している筋出力の高い大きな筋肉の組み合わせを考えたくなりますが、
それらの筋肉の動きを、それぞれに単独で考えると、
身体の動きとしてギクシャクしたものになりやすく、
まとまりも、使い方のバランスも悪くなります。

その上、表層筋の大きな筋肉の強い力によって、深層部に付着している細くて小さな筋肉や、関節に付着している靭帯が、あらぬ方向に引っ張られたりすると、やはり、危険。

ゴルフによる怪我や故障は、こういうことで発症することが多いと思います。

ですから、とってもよく動く箇所(ピンクの丸で記した箇所)は、むしろ、激しく動き過ぎないように固定させるくらいのイメージにし、
また、不安定になりやすい箇所(ブルーの丸で記した箇所)は、ガッチリと固定させて、動きの半径が最小限になるようなイメージで廻すようにするのが良いでしょう。



そのためにも、ひとつひとつの筋肉の力は弱くても、小さくて細い深層筋たちにも、その役目を、しっかりと果たしてもらいましょう!…(^-^)/

…と言うことで、「深層筋の動きをきっかけに体を動かす」メリットを、これで少しご理解いただければ…と思います…(;^_^)ヾ

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