ゴルフの空(GET Golf Academy 主宰 松村公美子のブログです)

ゴルフレッスンのこと、スイング理論(ゴルフスイング体操)のこと、日常でのこと、色々、時々、書いています

私の責任

2005年11月08日 | ゴルフの空 その1
「ティーチングプロの背負う役割って、大きいと思うよ。その人の(レッスンを受けて下さる人の)ゴルフ人生を背負うんだもの。」
と言われたことが有る。

その人のゴルフ人生を背負う…。
確かにそうだな。
”人生”と言うと、言葉はすごく重いが、その覚悟も必要だろうなと思う。
ティーチングプロは、レッスンを受けて下さる方に、スイングだけを教えていればいいんじゃなくて、どんなゴルファーに育てているかも問われていると思う。

「昨日、ゴルフに行ったら、前をまわっている人のプレーが遅くて…。その前の組との間隔も開いているのに、全然急ごうとしないし、走らない。もうイライラして見ていたら、その人、○○先生のレッスンを受けている人だった」
こういう風に言われてしまい、その人のスロープレー、イコール○○先生の責任になりがち。
その人が、スロープレーヤーであることは、直接的には、○○先生の責任じゃないかもしれない。
だけど、○○先生が、ちゃんと教えていないからじゃないかと、他人は思ってしまうもの。

ティーチングプロになりたての頃、「ゴルフを本当に楽しむには、どんなゴルフ場に行っても(例えば、エチケットやマナーに厳しいゴルフ場)、誰とラウンドしても(例えば、会社の上司とか、得意先の方とか)恥ずかしくない、堂々としていられるプレーヤーになること」と思ったこと有る。
そして、レッスンを受けて下さる全ての皆さまに、そうなって欲しいと思った。
このためには、時に、口やかましく言わなければいけない時も有って、、、言っているのに、なかなか聞き入れてもらえない時は、「もういいわ…」と、投げ出してしまいそうになる時も有った。

優しさを表面に出す時よりは、厳しさを表面に出す時の方が、辛いものです。
「ちょっと急ぎましょうね」と穏やかに言って、急いで頂ける時は嬉しいものです。
だけど、「急いで下さいって言ったら、急いで下さいよ、もう!!」なんて感じになってしまう時は、心では泣いているんです。

スイングを教えるだけより、ゴルファーを育てると考える方が、責任は重い。
時には、言いたくないことも言わなければいけないことも出てくると思う。

だけど、ゴルファーを育てている意識を持つなら、私自身このティーチングプロになりたての頃に思ったことを、やはり心のどこか根底に置いておいた方が良いと思っている。
…時には、厳しい口調になってしまう時も有りますが、そんな時は、心では泣いてると思って下さいね(笑)。
例え「怒られた」と思っても、逃げないで下さいね(笑)。

高校時代の部活の監督が、よく言っていた。
「試合に勝てば、選手のおかげ。負ければ、監督の責任」
私も、ティーチングプロになって、これとよく似たことを思う訳で、
「良いことは、皆さんの努力で、そのおかげ、悪いことは、私の責任」。。。
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2 コメント

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頑張って下さい! (mamemama)
2005-11-11 13:25:53
ルール&マナー等は本を読んだり経験していくうちに覚えはしますが、スイングならば体つき(筋肉の付き方とか)千差万別。せっかく指導してもらっても教わる側が間違って捉えてしまえば全くちがうものになってしまうこともあるし。人に何かを教えるって大変だと思いますがゴルフ人口を増やす為にも頑張って下さい♪
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ありがとうございます! ()
2005-11-11 23:30:20
mamemamaさん

コメント、ありがとうござます。

本当に人に何かを教えるって、難しいことですよね。

でも、だからこそ、その奥の深さとか、面白さだとかを感じています。

飽きない仕事です。

たくさんの方に、ゴルフを好きになって頂けるよう、ゴルフを有意義だと感じて頂けるよう、頑張りたいと思います。

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