大手町の三井物産ビルが大手町1-2丁目再開発で移転。
大手町1-2丁目には、三井物産本店ビルと別館、それと大手町一丁目三井ビルディングと大手町パルビルがある。サラ金のプロミス本社が入居していたパルビルが売りに出た時に三井物産と三井不動産が2011年3月にプロミスから共同購入。プロミスは、三井住友フィナンシャルグループの一角を占めるSMBCコンシューマーファイナンスである。三井住友銀行は三井以外に売る気は最初から無かった。譲渡額は約720億円(三井物産50%、三井不動産50%)で、譲渡後もプロミスの本社として賃貸されていたが、同社は現在、東銀座に移転済み。大手町一丁目三井ビルディングも、三井不動産が2007年11月に1,175億円で信託受益権を取得し、ビル名を「三井生命大手町ビル」に変更している。
三井物産と三井不動産が確保した大手町1-2丁目の敷地は、20,846㎡。但し、将門の首塚は除く。将門の首塚は再開発の対象外。元々この地は神田明神が鎮座していた土地。また明治・大正期には官庁街で、大蔵省や内務省があった場所である。
2013年8月8日、三井物産と三井不動産は、大手町一丁目2番街区の一体開発事業を共同で行うことで合意し、基本合意書を締結。この大手町一丁目2番街区には、三井物産本社、「大手町一丁目三井ビルディング」(三井不動産所有)、並びに「大手町パルビル」(三井物産及び三井不動産による共同所有)があるが、これを一体で建替えする開発。これは敷地面積2万平方メートルを超える開発事業となるが、この敷地には、総延べ35万2000平方メートル規模のビル2棟(A、B棟)を建設する。A棟は地下5階地上30階建て(高さ155メートル)、B棟は地下5階地上41階建て(高さ200メートル)だ。現在、三井物産ビルは解体作業が始まっているが、解体費を含む総事業費は約1700億円。この費用は三井物産が約1200億円、三井不動産が約500億円をそれぞれ負担する。しかし東京オリンピックの影響で費用が嵩むと予想されている。
三井物産ビルは、日建設計の設計で重厚感のある100メートル×100メートルの構造体の存在感は他を圧倒している。江戸から続く三井の名に恥じない建造物で個人的には大好きだ。
三井物産の1階受付。それとタリーズも閉店となった。15年の営業だった。
三井物産ビルの「かるがも広場」の一角に不空成就如来座像が鎮座していることは、新任の社長も知らないだろう。本社ビルの再建に際してもきちんと如来への供養を続けて欲しい。
三井物産は、仮移転している。日本生命ガーデンタワービルとJAビルに分散しているが、拠点は日本生命ガーデンタワーだ。
仮移転先の日本生命ガーデンタワーは以前、AIGのビルがあったが、戦前は憲兵隊司令部、東京憲兵隊本部があった土地である。三井住友銀行本店ビルは日本生命のビルで視界が遮られ、「前は東京タワーが見えたのに・・・」と知り合いが言っていたが、その通り、この和田倉門は皇居、丸の内、霞ヶ関・国会などを遠望する景観は抜群だ。しかしレーザーによる電子盗聴や無線LANのセキュリティ破りなど問題はある。
大手町1-2丁目には、三井物産本店ビルと別館、それと大手町一丁目三井ビルディングと大手町パルビルがある。サラ金のプロミス本社が入居していたパルビルが売りに出た時に三井物産と三井不動産が2011年3月にプロミスから共同購入。プロミスは、三井住友フィナンシャルグループの一角を占めるSMBCコンシューマーファイナンスである。三井住友銀行は三井以外に売る気は最初から無かった。譲渡額は約720億円(三井物産50%、三井不動産50%)で、譲渡後もプロミスの本社として賃貸されていたが、同社は現在、東銀座に移転済み。大手町一丁目三井ビルディングも、三井不動産が2007年11月に1,175億円で信託受益権を取得し、ビル名を「三井生命大手町ビル」に変更している。
三井物産と三井不動産が確保した大手町1-2丁目の敷地は、20,846㎡。但し、将門の首塚は除く。将門の首塚は再開発の対象外。元々この地は神田明神が鎮座していた土地。また明治・大正期には官庁街で、大蔵省や内務省があった場所である。
2013年8月8日、三井物産と三井不動産は、大手町一丁目2番街区の一体開発事業を共同で行うことで合意し、基本合意書を締結。この大手町一丁目2番街区には、三井物産本社、「大手町一丁目三井ビルディング」(三井不動産所有)、並びに「大手町パルビル」(三井物産及び三井不動産による共同所有)があるが、これを一体で建替えする開発。これは敷地面積2万平方メートルを超える開発事業となるが、この敷地には、総延べ35万2000平方メートル規模のビル2棟(A、B棟)を建設する。A棟は地下5階地上30階建て(高さ155メートル)、B棟は地下5階地上41階建て(高さ200メートル)だ。現在、三井物産ビルは解体作業が始まっているが、解体費を含む総事業費は約1700億円。この費用は三井物産が約1200億円、三井不動産が約500億円をそれぞれ負担する。しかし東京オリンピックの影響で費用が嵩むと予想されている。
三井物産ビルは、日建設計の設計で重厚感のある100メートル×100メートルの構造体の存在感は他を圧倒している。江戸から続く三井の名に恥じない建造物で個人的には大好きだ。
三井物産の1階受付。それとタリーズも閉店となった。15年の営業だった。
三井物産ビルの「かるがも広場」の一角に不空成就如来座像が鎮座していることは、新任の社長も知らないだろう。本社ビルの再建に際してもきちんと如来への供養を続けて欲しい。
三井物産は、仮移転している。日本生命ガーデンタワービルとJAビルに分散しているが、拠点は日本生命ガーデンタワーだ。
仮移転先の日本生命ガーデンタワーは以前、AIGのビルがあったが、戦前は憲兵隊司令部、東京憲兵隊本部があった土地である。三井住友銀行本店ビルは日本生命のビルで視界が遮られ、「前は東京タワーが見えたのに・・・」と知り合いが言っていたが、その通り、この和田倉門は皇居、丸の内、霞ヶ関・国会などを遠望する景観は抜群だ。しかしレーザーによる電子盗聴や無線LANのセキュリティ破りなど問題はある。