阿部ブログ

日々思うこと

中国の南シナ海進出に対する米国とフィリピン

2016年02月09日 | 雑感
米海軍のイージス駆逐艦「USS Curtis Wilbur」 (DDG-54) が航行の自由作戦の一環として、南シナ海の Paracel island の Triton Island から12海里以内を航行した。中国が自国の領土を主張する島?の面積は1.2平方キロ。
そんな中、アメリカの フィリップ・ゴールドバーグ(Philip Goldberg) 駐比大使が航行の自由作戦の一環として、南シナ海における米比合同パトロールの実施を検討すると発言し、中国に対抗する意志を示している具体的には、米比両国が「拡張軍事協力合意」 (Enhanced Defense Cooperation Agreement:EDCA) に基いて約6,600万ドルを投じて海軍施設を整備する計画が浮上している。
また、航行の自由作戦を米国と協調して行っているオーストラリア海軍 (RAN : Royal Australian Navy) の ANZACフリゲートの改修作業も順調に推移している。フリゲート艦の改修対象は8隻で、現在6隻目の HMAS Parramatta と7隻目の HMAS Toowoomba の作業を進めている。今回の改修により、指揮管制装置が最新式に換装され、IRST (Infrared Search and Track)、フェーズド アレイ・レーダーが導入される。