五色沼は名前は”五色”ですが、実は青系統の色がほとんどです。
水に色が付いているのではなく、水に含まれる微粒子が太陽光線の
中の波長の短い青をよく吸収するため、と言われています。
その色は時間や気温の違いでも微妙に違うそうですよ。
赤沼の赤は水に含まれる鉄分が水草などに付着したものらしいです。
五色沼周辺は針葉樹が多いため、紅葉真っ盛りでも一面真っ赤には
なりません。
でもこの林、自然に生えた物だと思いますか?
実は”遠藤現夢”という人がたった一人で植えたんですよ。
磐梯山の噴火で一面荒れ地だったところをなんとかしたいって、
がんばったんです。
昔の人の偉業には頭が下がります。
戊辰戦争で焼け野原だった会津若松城下と重ね合わせたと言われています。
柳沼の近くに彼のお墓があります。
機会があればお参りしてください。