葛飾北斎の神奈川沖浪裏です。
本物だと美術館クラスですからね。
じゃあオフセット印刷とか写真製版とかのまるっきりのコピーかと言うと、
そうではないんです。
オリジナルを下絵として、現代の作家が新たに彫っているんです。
版木の数とか色なども忠実に再現しているようです。
だから復刻版なんです。
私にはこれで十分です。
でも手作業なので、けっこういい値段するんですよ。
おまけの話
浮世絵って版画じゃないですか。
と言うことは、同じ物が複数存在するわけですよね。
だったら保存状態が同じだったらすべて同じ値段かと言うと、
そうではないようです。
版木は木ですから、何回も使用するとすり減っていき、輪郭が
ぼけていきます。
だから同じ作品でも初期の方が後期に刷られた物より高いそうです。
しかし、なんでも鑑定団を見ていてつくずく思うのですが、
掛け軸の9割は偽物ですよね。
すごい世界です。