あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

便利だけど、ちょっとおせっかい

2014年09月16日 04時00分56秒 | 写真

 

みなさんは撮影データーをどう収集していますか。

「俺はプロじゃないから、そんなのいらないよ」

という方が多いと思いますが、たまに

「これ、どのレンズで撮ったんだっけ?」

と思う方もいるかもしれません。

「だったら、あんたはいちいちメモしてんの?」

と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、そんなことしていません。

Exif(イグジフ)データーを利用しています。

 

Exifデーターとは撮影時に自動的に画像データーとともに記録される

撮影データーのことです。

統一規格で、どのカメラメーカーにも対応しています。

フォトレタッチソフトやフリーソフトで見ることができます。

 

これにはカメラメーカー、機種、レンズ、焦点距離、絞り、シャッター速度

などが記録されていて便利です。

Hc140915124511

さらに便利なのは、レタッチすると撮影時期に関わらずファイルのタイムスタンプ

がレタッチした日付に変更されてしまうのですが、Exifデーターの

撮影日時はそのままなのです。

しかも再圧縮しても、違う形式に変換してもデーターは引き継がれます。

 

これほど便利なのにちょっとおせっかいな所もあるんですよ。

カメラのシリアルナンバーが表示されるんです。

Hc140915124523

はっきり言ってこれは個人情報です。

本来はプロの写真家などが画像の著作権を主張する際などに

使用するためのものなのですが、アマチュアの人には無用です。

カメラのシリアルナンバーが公開されたとしても実害はないのですか、

あまりいい気持ちはしませんね。

 

どうすればExifデーターを記録できるの?

心配いりません。

何もしなくても、シャッターを押すだけで自動的に記録してくれます。

ただし、純正レンズではないサードパーティ品でお行儀の悪い物の中には

レンズデーターを送信しないものもあるようです。

その場合には空欄か「不明」と表示されます。

またカメラのグレードやメーカーの考えの違いにより、すべてのExifデーター

が埋まるわけではありませんのであしからず。

 

Exifデーターは編集できる。

Exifデーターは特別なソフトなど使用せずに、Windowsの右クリック

のプロパティで簡単に編集できます。

逆を言えば、自分以外の画像データーのExifデーターを鵜呑みに

してはいけません。

 

ちょっと昔話

しかしいい時代になりましたね。

昔は10万円くらい出して、撮影データーをフィルムの縁にレーザー

刻印する裏蓋を使っていました。

たしかデーターバックとかいいましたね。

スタジオアシスタントの仕事の半分は撮影データーのメモだった

といっても過言ではありません。

 

*同じJPG画像でもカメラで撮影されたJPGでない場合は、Exifデーターが

 無い場合があります。