新年、明けましておめでとうございます。
今年も、いつも通りユルくいきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
弟も帰省し、ダラダラとテレビを見ながらくだらない話。
年寄りの話など、ほぼ100%昔話である。
「最初の子供を流産したとき・・・」と母親が話したとき、
思わず「なにっ!」と兄弟二人叫んでしまった。
「あれっ、話してなかったっけ?」
「そんなの聞いてねえぞ、なあ?」
「ああ」
そーかぁ、俺は次男だったのか・・・
半世紀以上も生きているのに、まだ知らない事実が出てくるんだね。
母親の話など、優秀だった姉の話やおぼれて死んだ弟の話、
ケチだった親父の家族の話ぐらいのパターンしかなかったのだが、
珍しく、姉の旦那が町会議員選挙に立候補したとき、ウグイス嬢を
頼まれてオート三輪で砂まみれになりながら頑張ったのに、弁当一つで
済まされた、というオチの話をしていたときに出てきたのだ。
死んだ父親は元自衛隊員で北海道に駐屯していたのだが、さすがに
実弾射撃経験者の話は面白かった。
アメリカ軍の流れ品で、あのころ普通の人が口に出来ないような
ものを食べていた。
だから、年寄りなのに平気でコーラーを飲んでいた。
やっぱり若いころに覚えた味は忘れないようだ。
しかし母親は末娘で結婚するまで会社勤めの経験がない。
話の内容が家族の話くらいしかなく、つまらないのだ。
だから今までは軽く受け流していたのだが、ひょんなことから
ひょんなことが出てくるものである。
ちなみに嫁の親父も元自衛隊員。
こちらは定年までいたようだ。
もっとも通信担当だったらしく、弾の下をくぐっていた親父とは
あまり話が合わなかったようだ。