シャネルのエゴイストは男性向け商品の中では、一番気に入っている。
いわゆる「フローラル系」ではないのだが、チャラくなくていいのだ。
しかし、気に入っているせいか、約20年前から保有しており、あまりにも
情報が古くて、公開するのをためらっていたのだ。
それが、今回買い換えたので公開することにした。
向かって左が、約20年前に購入したもの。右が今回購入したもの。
さすがに、香りは変わらないが、中身が焼けて色が濃くなっている。
ロゴがマイナーチェンジしたり、ボトルのデザインが変更されたり、
容量が変更になったり、細々変更がされているのだが、最大の変更は、
ヴァポリザター(スプレー)になったことだ。
選択できるのではない、スプレーしかないのだ。
今の若い方にはスプレーは当たり前のことだが、当時は左のボトルを
「通常ボトル」といって、スプレーは値段がちょっと高かったのだ。
いわゆるオプション扱いだったのだ。
その「通常ボトル」はどうやって使うか?
「そりゃ、手のひらに入れて体のつけたい部分につけるんだろ」
やってみればわかるが、それだと量がとてつもなく多くなり、とても近くに
よれないくらいの香り(悪臭?)になってしまうのだ。
それにアルコールで、手の脂が分解されボトルの底に、濁りのようなものができる。
だから、普通はコットンパフあたりに染みこませて使う。
それでも、通常ボトルの底には、細かいパフの繊維が沈殿する。
だから、スプレーは基本的にはいいことなのだ。
しかし、通常ボトルにしろスプレーにしろ、困ったことがある。
家に置いておくぶんにはいいのだが、大きくて持ち運びできない。
コンパクトな「アトマイザー+リフィル」という製品が発売されているのだが、
同じ香りを複数持つのは、経済的ではない。
そこで、通常ボトルの出番なのだ。
それは、小分けできるからだ。スプレーは、ヘッドを外すと再びふたをすることが
できないからだ。
そのやり方は、No.2で。
「そもそも減ってないのに、なんで買い換えるわけ?」
まあ、それがコレクター魂でしょう(笑)。
肝心の香りだが、コリアンダー(パクチー)、マンダリン、サンダルウッド(白檀)が
主成分で、甘ったるくなく、すっきりしている。
それでいて、チャラっぽくもなく、またいわゆる「たばこ臭」といわれる
渋すぎる香りではないのだ。
そこが、気に入っている。
ちなみに、近頃発売になった「エゴイスト・プラチナム」は似て非なるもの
なので、注意が必要です。