あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

レアなレコード自慢

2019年12月19日 01時00分00秒 | 写真

  

このところクラシックのネタが続いていたので、

何かないかとラックを調べていたら、懐かしい

ものが出てきた。

クラシックファンの誰もが持っている、というわ

けではないので、ちょっと自慢だ。

それは「カラヤンのインタビューレコード」。

レコードだからもちろん映像は、ないよ。

延々、音声だけを聞かされるわけだ(笑)。

でも、当時は需要があった。

なぜなら、私は「しゃべるカラヤン」にはじめて

出会ったからだ。

指揮者は指揮をするのであって、話をするのでは

ない。

しかもインタビューは、ほとんど音楽雑誌とかだ

ったから、肉声を聞く機会がないのだ。

  

では、なぜちょっと自慢なのか。

これをご覧ください。

  

Not for sale(非売品)の文字が見える。

このレコードは「カラヤン+ベルリン・フィル」の

組み合わせのレコードにのみ、ついている応募券

を10枚貯めて郵送すると、もらえたのだ。

早い話が、ノベルティグッズ。

当時LPレコードは2,600円くらいした。

当時の私の高校生時代の小遣いが5,000円。

全財産をレコードにつぎ込んだとしても、5ヶ月か

かる。

しかし、そんなに応募期間がなかった。

キャンペーンを知るまでに、けっこう時間が経っ

ていたからだ。

しかたなく、お年玉までつぎ込んでようやくゲッ

トした。

そのレコードなのだが、約40年ぶりに見て、えっ

?となってしまった。

なぜなら、同封されていた「日本語訳」のパンフ

がなくなっていたのだ。

英語ならまだしも、ドイツ語だから、ただ知らな

い言葉を聞いているだけの状態になってしまった。

  

ちなみに、「レアなレコード」というくらいだか

ら、売ったら、それなりの値段になるのだろうか。

私の予想、ハードオフで10円ですね。

なぜって、欲しい人がいないから。

あまりにもピンポイント過ぎる物は、逆に

買い手が付かないのだ。

しかも、製品として販売されていない物は、業界

の定めるコード番号がない場合も多く、本部の

データーベースに買い取り値段がない、または

検索することができない、ということもある。

それで、現地スタッフが「値段が付けられない」

という状態になってしまい「買い取りできません

」となってしまう場合も多い。