先日Lightroomの存在意義について記事に
したが、PhotoshopにはElementsという、もう
一種類のやっかいな亜種があるのだ。
位置としては「Photoshopの廉価版」という
感じだ。アドビ社では、そのようなアナウンスは
一切していないのだが・・・
まあ「フォトショップ買えない人は、これ使っ
てね」とは言えんわな。
まあ、普通ならそれで話は終わりなのだが、ここ
であえて記事にしたのは、ちょっと気になった点
があるのだ。
それは、ファイルサイズが本家Photoshopより
Elementsのほうが1.5倍くらい大きいのだ。
普通、廉価版は機能が制限されている分、サイズ
が小さくなる傾向にある。
それが、この場合は逆なのだ。
なにが、追加されてんのよ。
これかあ?
エレメンツ・オーガナイザーとかいう、サムネイル
で整理したり、Elementsにデーターを渡して
編集ができるようにするツールだ。
たしかに、本家Photoshopにはない機能だ。
Photoshop+Bridgeという感じだな。
だったら、はじめからBridgeを使えば・・・・
あっ、そうか、Elementsは厳密にはCCではない
のよ。
CC(Creative Cloud)とはマイクロソフトのOfficeの
ようなもので、チームで分散して、ひとつのプロ
ジェクト、例えば新製品のプレゼンテーションなど
の写真を編集したり、それの文章、挿絵を編集し
たり、印刷業者にパンフレットとして配布するため
のフォーマットを決めたりできるようにしたも
のだ。
PhotoshopもBridgeもIllustratorもCCなので、
それぞれ連携して処理できるが、ElementsはCCに
入っていないのだ。
Photoshop ElementsはCCまでのシステムが必要
ではない人が、ある程度までスタンドアロンで処理
できるように、色んなモジュールがセットされてい
るのかもしれない。
「Photoshop Elementsはバージョンアップのたび
に性能が良くなり、もうPhotoshopはいらないく
らいだ」となってしまってはマズいので、色んな
方法で差別化しながら同時に高性能化を図っている
ものと思われる。
おまけ
今日の夕食はエディット・ピアフのLa vie en rose
(バラ色の人生)を聴きながら。
オフィシャル画像とあるが、彼女の映像を管理して
いる公式サイトがあるってこと?