セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

MIS人工股関節手術二日目

2013-03-01 | セカンドライフ
病院へ向かう途中蝋梅を見つけ嬉しかった。
    
枝垂白梅も良く咲いてる。  

気温も上がり、短いコートで病室に向かった。
昨日は管だらけに繋がれたFちゃん、全部管も外され、ふくらはぎを電気で刺激するパットの様なものが両足に巻かれ、電気で動いているだけだった。

「有難う、今朝はお粥だったけどお昼は普通食だったわよ!」嬉しそうに声もちゃんと出ていて良かった。横になっていて、と私が言うと「血圧がね上が90下が60なので座っていなさいって言われたのよ」と辛そうでもなくお喋りが弾んだ。めまいも吐き気も何も無いのよ。良かったねー、まあこんな会話で始まった。いつもいつも食欲旺盛なFちゃんは前日からの絶食とおかゆでお茶を濁されて「お食事です」と言われてもと不満そうだった。お食事の解決は何よりね。そんな事だろうと思って、好物を(バナナ、ヨーグルト、漉し餡のお饅頭、お煎餅など買って行った)二日分は持つでしょうと。

お手洗いも木製の椅子に、つかまり歩きをゆっくりゆっくりして済ませた。
昨日は自分の輸血用に取っておいた血液400㏄二袋を全部体内に返したと言う。他にも鮮血を返したと。一度手術で出た血液を体内に戻すなんて聞いた事も無い。医学はどんどん常識を超えている様だ。って私が知らないだけ?

執刀の先生の回診も有ったが、大丈夫そうですねと帰って行かれた。その後リハビリの若い先生が見えて、色々指導をして、明日からは、リハビリ室でしっかりとやりますからね、とおっしゃった。二日目なのにどんどん原状回復に向かって動いている。

Fちゃんの高校時代の親友が見えて、彼女も5年前に同じ手術をしたと、共通の会話で盛り上がっていた。彼女には以前、世界クルーズの事を聞かせて欲しいと言われ食事をしながらお喋りしたが、既に手術は終わっていたので、気が付かなかったが、そしてすぐに、世界一周クルーズに出かけて行った。ずっと股関節の痛みが行動を制限していたようだ。

帰りに私に「毎日来ているの?」と言ったが、エッ?と言うと、実は私が手術をした時もFちゃんは会社帰りに毎日病室い寄ってくれたと(3週間)。彼女は「私はね両親も姉も亡くなっていたので、とても不安だったけれど、Fちゃんが毎日来てくれて嬉しかったよ」と言った。

知らなかったけれど、Fちゃんはそう言う人なんだと感心した。家庭だってあるのに、通勤にだって埼玉県からで大変なのに、それでも毎日虎の門の病院に通って上げたんだ~と感激するばかり。そう言う人なのよねFちゃんって。それが彼女の人間性なのね。