嬉しい電話

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アミーズ畑のスイトピー

今日も既に気温が17度と上がり、春を感じさせる。暖かいっていいね～
昨日の午後から今日に至っても、昨日のフィギアの結果について盛上っている。
明日の午後の真央ちゃん&ヨナちゃんの採点論争で盛上っている。

ごく高いレベルでトップを争うと言うのは観ていても快感。
どちらかが失敗したから結果トップと言うのは後味の悪い物で・・・
明日、両者ともパーフェクトな滑りをすれば結果は納得できると期待している。

真央ちゃん&ヨナちゃんが不調だったらメディアは何で盛上ったのかしら？
このお二人で日本のオリンピックは持っている様な物。
他の人達が残念賞ばかりだからね。

そんなこんなしている中、電話のベルがけたたましく鳴った。
大抵はお墓や生命保険の営業なので、トーン低く電話を取った。
「Ｍちゃん、お久し振りです。僕Ｋです。」と丁寧な挨拶。

「Ｋですって、あのＫ君？」と確認すると「お袋からＭちゃんの電話番号聞きました」と続ける。
内容は私の息子の漫画の事についてと一度食事をしたいので電話番号を教えて欲しいと言うもの。

「僕は33歳になります・・・」と。
偉いねー。保育園に行っていて私が、忙しいママに代わり迎えに行った事も有る子供だ。
中学生頃から少し不良化し18歳頃は見るからに私の目から見ると異常だった。

その頃の、有る夜「Ｍちゃん！」と声をかけられ飛び上がらんばかりに驚いた事が有る。
呼び名はみんな下の名前で呼ぶので驚かなかったが、風態である。

何と金色のコンタクトレンズをはめチェーンをグルグルじゃらじゃらと付け巻き舌で
低い声でしゃべるんだもの。腰で歩くと言うのか？どう見ても不良兄ちゃんなんだ。
真っ暗な中に金色に光る目、「猫じゃ有るまいし、驚くじゃないのー！」と怒った事が懐かしい。

返す言葉もなく「どうしちゃったの？Ｋ君」と生唾を飲み込んだ。
風態はそんななのに、母親の事を「ママよー」なんて呼んでいた。甘えん坊さん。

それが電話で「お袋から・・・」と言うではないか・・・・
そして息子の事や電話番号を教えて上げると「有難うございます」と電話を切った。
20分位後
「Ｍちゃん(私の名前)有難うございました。お陰で連絡がつきまして、食事を出来る事になりました」
「あらＫ君わざわざ報告して呉れたの？ちゃんと社会人やってるのね。偉い！」と褒めると
「いや～電話番号教わったので、結果を報告した方のが安心するかなと思って」。

パーフェクトである。当り前の事だけど、こんな事の出来ない人が多く、いや殆どなのだ。

当然金色の目は終わり、チャラチャラした沢山のチェーンも卒業し、真面目に働いている
真っ当な社会人。
こんな電話の後は爽やかな気分になるものだ。嬉しい電話だった。