なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

アララ?

2009-02-18 19:23:29 | Weblog
 18日にブログを更新しようとして「!」でした。
  記事が2月16日になっているではありませんか・・・確か今日は17日。
 つまり、1日更新を忘れていた。
  すっかり”抜けていた”のです・・・これは”ヤバイ!”
 17日は夕方、勤め帰りにDVDレンタルを返却し、新しいものを数枚借りて、そのうちの1枚を見ました。
 私の年になると、お店のシルバー会員なんだそうですから、レンタル料が半額になるので借りやすいのは良いのですが、結局たくさん見てしまうので同じことですね。
 ちょっと困ることもあります。
  今はサッカーがオフシーズンなのでその分を振り分けたようなものですが、DVDの分TVを見るのがへりますからトータルは同じとして・・・リビングで家族が他の番組を見ている場合は、パソコンで再生することになります。
  つまり、ネット碁の観戦がやや減ることになります。
 まあ、リビングのTVで再生しながら、ネット碁を打つようなことはできませんから、同じようなものではありますが・・・
 それでも、DVDの方を1日1枚の半分とか、連続ものでしたら1話だけにしておくとか決めておかないと、面白い本を読み始めた時のように、朝までストップがかからないことだってあるかも知れません。

 ともあれ、17日は頭からブログの更新が飛んでしまい、全く気にせずにDVDを見て、夕食を取り、風呂に入り、ネットで観戦していた。
  これは手に眼鏡をもったまま眼鏡を捜しているような・・・休みの日に仕事に出かけようとするような・・・夕食を食べたのかこれからなのか一瞬忘れるような・・・今食べた食事のおかずを思い出せないような。
  なにやら危ない気配がします。
 何と言っても母親がそうだったから、遺伝的な作用があるとしたなら十分に資格者ですから。

 そう言えば、仕事先で私は水曜日が仕事が無い日ですが、たまには都合で休みが別に日に振替になることがあります。
 まさに18日がその日で、こういう日は朝仕事場で「おや?休みなのに出勤ですか?」と声がかかりますから、「あれ今日は木曜日ではないのですか?」と答える準備をして事務所のドアを開けるのです。
 案の定朝は、「アレッ?ボケちゃったのですか?」の声がかかりました。
  まあここまでは、解っていてボケているのでよかったのですが、夕方帰る時間を間違えた!
 「それではお先に!」と鞄を肩に立ちあがったの良いのですが、「ちょっと、ちょっと」と声がかかり、壁の時計を見ると「アララ」、これが何と定刻時間前。
 「何か用事があるならどうぞ」とは言ってくれたものの・・・
 まさに、危ないジイサマ症状が始まったかも。

 もし、そうだとして、それでもネット碁で今の点数でうてるとしたら・・・
  そういうことがあるかどうかは想像も出来ないのですが。
 日常生活で、多少ネジが緩んだ生活になっても、囲碁は変わらず打てるものでしょうか?
 それとも、そういう要素が作用する比率で碁も打てなくなるものでしょうか?
  本人は昔通り打っているつもりで、実は相当レベルダウンしていて、本人だけが気がついていないなんて言うことがあるだろうか?
 昔の囲碁仲間が、脳溢血で倒れる前が五段格で、病後は二段くらいで楽しんでいる人を知っていますが、それとは別なんでしょうね。
 囲碁は「ボケ防止」のはずなんですが、少し心配。
 

見上げれば、SL!

2009-02-18 18:46:40 | Weblog
 先日来事務所のすぐ横の高架線をSLが走っている。
  いや、正しくは上り線を走る時はジーゼル機関車みたいなものが先頭で、間に客車が挟まって最後がSLが後ろ向きに引っ張られていく。
 そして、次の駅からはその並びのまま、今度はSLが先頭で下り線を走ってくるのです。
 何かのイベント的な運転の試運転らしく、事前に毎日繰り返されて先日の週末辺りには本番が始まったらしい。
  もうひとつ、正確に言うと、仕事をしている私の席からは高架線のSLの上半身は上り線では見えるのだが、SLが客車を引っ張る下り線の姿は・・・見えなくて、汽笛の音と蒸気・煙のみが見える。
 あの姿は不思議ですね。
  乗っている人たちが沿線の私たちに手を振るのです。
 普段周囲の大人たちに無関心みたいな高校生が窓から手を振っている!
  そして、SLは何だかサービスらしく汽笛を鳴らしながら走って行くのです。
 テストも数日続くと慣れてしまうので、試運転が通っても「また来たか」と思うのですが、多くの同僚はその都度反応して窓の側に立って行くのですから不思議ですね。

 もの珍しいという意味では珍しいのですが、しかしその都度反応するのは・・・
  考えてみると、私にはSLに懐かしいと言う気持ちが無いのでしょう。
 他の人と同じように、SLを見たとたんに頬が緩むような感覚は無い。
  むしろ汽笛が聞こえて、煙が見えたら・・・黒い煙なら要注意!
 私は子供のころ東海道本線の沿線で育ちましたが、当時はすでに本線は電化していましたから客車は皆電気機関車でした。
 しかし、近くの貨物用の引き込み線での作業はSLがやっていました。
  ですから「SLの雄姿」という記憶はなく、SLの煙の害の記憶しかない。
 当然風向きによっては煙に混じって石炭殻が降ってくるし、場合によっては目に入ったら大変なことになります。
 これは普通の砂埃とは違って”痛さが違う”し目を擦ろうものなら目の表面が傷だらけで充血してしまうのです。
 運が良ければ目薬で洗い流せますが、石炭がらは突起が多いようなのでなかなか流れなくて、隣の町内にある眼科医のお世話になるのです。
 私は3回はお世話になっています・・・
  そういう事で、SLの気配で注意信号がなるので、「懐かしい」[カッコイイ]とはおよそ反対の気持ちです。

 それは客としてSLに乗った時も同じ。
  小3の時母と関西方面に旅行した時、愛知・奈良方面でSLが引っ張る客車に乗りました。
 いつもは貨物の入れ替え作業で、沿線の住民として迷惑していたので、その意識が強かったらしく客車の乗客となっても警戒心がありました。
 そして、トンネルでの窓の開け閉めや線路のカーブでの煙に苦労しました。
  夏休みのことなので、窓を閉めれば暑いし、煙は困るし・・・

 そんな事で、SLファンの気持は理解しにくい・・・
  まあ、それでも今は石炭の質が良くなったのか、あるいは貨物の入れ替え作業用のSLは良質の石炭が支給されていなかっただけなのか・・・真黒な煙ではない。
 それはそうでしょう。
  この沿線は住宅やオフィス、マンションが並んでいるのですから、いくらなんでも黒い煙は迷惑。
 すると、あの、写真みたいな広野を走る、黒い煙を吐きながら走るSLの雄姿と言うものは期待できないのですから(私にとっては黒い煙は・・・)価値が半減みたいなものですから、それならジーゼルでも良いのでは?と思うのだけれど。
 尤も、汽笛の音はSLの貫録と電車の汽笛では雲泥の差でした。
  低くて力強い音VS高くて機械的な音・・・
 音だけなら。
  しかし、重そうなSLが窓の外を、斜めに見上げる高架を走って来ます。
 重そうな機関車・・・線路って丈夫なんですね・・・変なのところで心配。