コラム(232):
都民は小池都知事と都民ファーストの会を選択したのです
都議会議員選挙では都民ファーストの会が多くの都民の支持を得て大躍進をしました。
それにもかかわらず、メディアや評論家、敗れた政党の関係者は的外れな解説を続けています。
小池都政の原点
小池都知事が誕生するまでの都政は、自民党議員による利権と都庁官僚主導の無責任な政策が実行され、都民のための都政とは言えない状況でした。議員も職員も既得権益の拡大と保全のための活動をしていたのです。
そのため、小池百合子氏の存在は彼らにとっては死活問題となり激しい抵抗が試みられました。
しかし、小池氏は東京都議会の透明性を高めることが都民の幸福につながることを訴え、都民の圧倒的な共感を得て当選しました。
都政改革の必然性から生まれた都民ファーストの会
小池都知事は就任から早速、裏工作や不適切な取引、質の低い仕事ぶりや行動を是正し、隠されていた暗部を白日の下に晒そうとしました。また、五輪予算や豊洲移転に慎重だった理由の一つである自民党都連幹部の利権無効化を図ろうとしました。
しかし、既得権益にしがみつく自民党都連は凄まじい抵抗を示したのです。
それに対し小池都知事は、自らの政治塾を立ち上げ適性のある人物を都議会に送り、議会の意識改革に着手しようとしました。
一方、都民は機能しなくなった政治システムや官僚体制の打破を小池都知事と都民ファーストに託したのが今回の都議選だったのです。結果はご存じの通りです。
嘘とねつ造の評論は誰も信用しない
残念ながら評論家やジャーナリストたちはこの厳然たる事実を正確に理解することが出来ません。
都民ファーストの会圧勝の後でさえ、「力量は未知数」「手腕が問われる」などと素人呼ばわりする人が後を絶ちません。もっともらしいことを言っているのですが、結局は妬みでしかないことに気づいてないのです。
逆に言えば、このような評論家やジャーナリストたちを使い、小池都知事と都民ファーストの会の悪口を言い続けなければならないほど自民党都連は追い詰められていたのかもしれません。
言葉に責任を取れ
橋下徹氏は都議選後、それまでの小池都知事に対する批判を改め、「歴代知事の誰もできなかった都議会の入れ替えをやった」「ガンガン都政改革、そして日本の改革に突進して欲しい」と評価しました。
民意の現れである選挙結果に従うという態度に潔さを感じます。
それに引き換え、いまだに悪口ばかりを言っている評論家やジャーナリストたちの姿勢には強い違和感があります。
特に元鳥取県知事の片山善博氏と弁護士の郷原信郎氏に至っては非常に悪質です。
「小池劇場で演じられるコンプライアンス都政の危うさ」「拙速で無理な懲戒処分に表れた小池劇場の行き詰まり」「小池劇場の暴走が招く地方自治の危機」「小池都知事が東京都で強大な権力を握り続けることが地方自治の危機だ」などと悪意をむき出しにしています。
明らかに小池都知事に対する嫉妬です。自分に政治的な能力が無いにもかかわらず、嫉妬していることを正当化するために、小池批判本である『偽りの都民ファースト』を出版しています。さらに都民ファーストが圧勝した後も懲りずに批判をし続けています。
また、ジャーナリストの有本香氏も同様に悪質です。自民党本部が関わって出版した『小池都知事が日本を滅ぼす』は、きちんとした検証がなく、嘘ばかりを書き連ねているねつ造本です。名誉棄損を織り込み済みで金で買われたものです。その姿勢にはジャーナリストとは言えない品の悪さがあります。
さらに、都連会長だった下村博文氏の「政治素人」、官房副長官の萩生田光一の「決められない知事」、前都連会長石原伸晃氏の「緑の悪い風が吹いている」「うちのオヤジなんて小池さんにいじめられてね、かわいそうですよ」など・・・。
ほかに、「民進党や共産党と手を組んだ小池都知事」「パフォーマンスばかりの小池劇場」「小池都知事支持に陰りが出てきている」「市場問題は中途半端な決断」「小池都知事は自分ファースト」などの誹謗中傷がテレビやネット上に出回り、それをメディアが繰り返し多用する事態が生まれました。
そうした悪意ある言葉に心を痛めた人も少なからずいたことは否めません。しかし有権者の殆どはフェイク情報に騙されることはなかったのです。
フェイク情報の発信者は自らの発した悪意ある言葉にどう責任をとるつもりなのでしょうか。テレビ、新聞、書籍など公でしゃべったことは公で説明責任を果たしていくことが筋です。「言った者勝ち」などという卑怯な理屈は通用しません。嘘の拡散を謝罪し人としての矜持を示していただきたいと考えます。
都民は小池都知事と都民ファーストの会に投票したのであって、マスコミやジャーナリストに投票したわけではありません。
このたびの都議選の結果を踏まえ、都政の浄化と併せ、悪質なメディアやジャーナリズムが一掃される機会になってほしいと強く念願します。
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