コラム(313):海外脱出をはかるサムスン
ラグビーワールドカップ初戦の9月20日、東京スタジアムには財界関係者からの招待に応じたサムスン電子副会長李在鎔(イ・ヂェヨン)氏の姿がありました。
氏は来日直前にサウジアラビアを訪れ、ムハンマド皇太子とも会談をしています。
こうした行動の背景にはサムスンが本気で韓国脱出を計画しているという事実があります。
韓国政府は何かと中国寄りの政策を打ち出し、中国政府からサムスンに提案された半導体共同開発計画を国としても積極的に進めていました。しかし、韓国政府の努力もむなしくサムスンはこの提案を簡単に拒否しています。
一方、サムスンは日本のサイバーセキュリティー会社のブループラネットワークスとの提携によるスマホの販売計画を進めたり、KDDIが次世代5G通信基地局にサムスンを選定するなど急速に日本との連携を強めています。
サムスンは韓国のGDPの18%、輸出の21%を占め、国家経済が不安定な中、サムスンが韓国から出て行くことにでもなれば韓国は国家としての衰退を免れることはできません。
当ブログの情報筋は、今後のサムスンの動向について次のように話しています。
サムスンの首脳は韓国政府に対しほとほと嫌気をさしています。
最近サムスンが国際的に評価されないのは韓国政府の責任だと考えています。
また、政治家が要らぬ口出しをするので、あちこちで摩擦が生じていると考えています。
サムスンの首脳たちは日本に対しては決して反日感情はなく、むしろ日本の文化風土を好み、
日本でのビジネス展開を積極的に進めようとしています。
今回のラグビーワールドカップの観戦は、秘密裏に日本政府高官との会談を行うためです。
日本では経産省のトップクラスの人物との接触があったようです。
また、すでにソフトバンクの孫社長とも接触しています。
一方、ファーウェイとの提携は、政治がらみでもありサムスンにとってあまりメリットがないようです。
むしろ日本のメーカーや通信大手のほうが遥かに重要な位置づけになっています。
サムスンは3年ほど前から海外移転を検討していました。
前政権でも今の政権下でもいつもサムスンは不自由なビジネス活動を強いられているようです。
経営トップが何度も検察に拘束されたり、裁判沙汰になったり、会社の捜索を繰り返されたり、
挙句に韓国メディアにも叩かれています。
つまりサムスンにとっては先の見えない韓国から脱出して、拠点をもっと自由で解放的な国に移したいわけです。
サムスンは日本政府にその可能性についての打診や確認のために接触したようです。
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