最初の日 一番古いトラックで荷物の移動に行くのでついていった
ところが 整備不良じゃないかという位ブレーキが利かない。いきなり
ピンチだったがサイドブレーキを引いて止まった。
近場の仕事を覚えたら今度は 一都5県のルート配達で先輩が
細かく地図とルートを書いてくれた。それでも慣れない道ばかりで
へんちくりんな道に入って最後は行き止まり。普通に入るのもぎりぎりで
通ったのに 涙がでそうな感じだった。
この小さな会社では3か月以上勤務した。大学を勝手にやめたので
けじめとして 諸費用を返して行きたかった大学への学費も貯める貯めだ
朝7時からスタートで 夜11時になることもしばし。
社長が それでも温かく「ご苦労さん」といってくれていたし、給料日には
ー社長アルバイトの方が稼げるみたいで 俺もバイトにしようかな
といわれた。もちろん冗談で社会保険などを引いた金額だから。
ちなみに タコグラフ?という円盤上のその日の記録として残すもの
があって社員はそれで監視されているのでいやだというのが常識
だけど 自分のだけはそれがなかったので社長に直談判してみた
というぐらいに真面目なのだった