4×5インチのフィルムを使うのが シノゴと呼ばれていて 8×10インチの
フィルムを使うのが バイテン と呼ばれている。
こういうカメラの最大のメリットはアオリが使えるということだ。
アオリとはカメラのレンズ側とフィルム側が通常は同じ間隔であるのが
普通のカメラだとして、このレンズからフィルム面の間隔をずらすことが
できる事をいう。レンズが付いている方を前枠 フィルム面が在る方を
後ろ枠という。ちなみに、前枠と後ろ枠を支持する為に下側にレールが
付いているものと、レールタイプというのに対して、木枠があるもの
をリンホフタイプという。リンホフタイプは、アオリの量に制限が加わる
が、木製で軽量のためレンズを外せば四角い箱になる為、携行性に
優れている。リンホフ型は屋外で、モノレールタイプは自重が重いので
商品撮影、など屋内で使われることが多い。
といっても、分解すれば大きめのショルダーバックに収納可能で
ある。私はリンホフタイプは使うことはなかったのだが、
本体以外にも後から述べるような、アクセサリーなどもろもろが必要に
なるので 結構な荷物になる。私はレンズはレンズ用の為のアタッシュケースに
いれていたし、その他必要になるものはアルミケースに、さらにフィルムホルダー
もアルミケースに入れていたので、これだけでも本体とレンズとアクセサリーと
フィルムホルダー合わせて4個のケールを背負ってあるかな蹴らばならない。
現場に到着するまでに疲れてしまう量なのである。