アナログでいかに新聞紙面を飾るような時系列の写真を写すか?というのが、写真のプロとしての命題であった頃と比べたら、あんなもんデジタルで合成してしまえば誰にでも写せる。
私はヘリオグラヒィーという手法で、太陽の長時間露光を日本で3番目に成功したが、そもそも金環を含め駒写しにするのは、多重露光だからなのだが、連続してみたらどうなるか?というのは写真でしかできない表現だと思った。
撮影方法は、たとえば1時間シャッターを開きっぱなしにするのである。
ところがカメラはそんなことは想定していないから、カメラ内部でのちょっとした部品が光って乱反射を起こしたり、減光フィルターを天候にあわせて微妙に調整したりととても手間がかかった。その上1時間に一枚しか写せないので、都合6台のカメラを並べて撮影した。ともかく、カメラの光りそうな部分をサクラのマーカー(ペンタックスプロ部の人が教えてくれた)で塗りまくり、高額レンズを使って撮影した。
どう写るかといえば、円の最大経が棒状に写るのである。データもつかんだし、例えば今回のような場合や新宿のビル群、ミラービル等あるいは富士山等で試みたら面白い写真ができると思ったが、ともかく振動は軌道がずれるためNGなのと仕事が忙しくて結局実行には至らなかった。
で、デジタルの時代である。合成しようと思えばできなくもない。ただ実写して初めてわかった事があるだから、合成しても固定概念があるから、すぐに見破れる。
私はヘリオグラヒィーという手法で、太陽の長時間露光を日本で3番目に成功したが、そもそも金環を含め駒写しにするのは、多重露光だからなのだが、連続してみたらどうなるか?というのは写真でしかできない表現だと思った。
撮影方法は、たとえば1時間シャッターを開きっぱなしにするのである。
ところがカメラはそんなことは想定していないから、カメラ内部でのちょっとした部品が光って乱反射を起こしたり、減光フィルターを天候にあわせて微妙に調整したりととても手間がかかった。その上1時間に一枚しか写せないので、都合6台のカメラを並べて撮影した。ともかく、カメラの光りそうな部分をサクラのマーカー(ペンタックスプロ部の人が教えてくれた)で塗りまくり、高額レンズを使って撮影した。
どう写るかといえば、円の最大経が棒状に写るのである。データもつかんだし、例えば今回のような場合や新宿のビル群、ミラービル等あるいは富士山等で試みたら面白い写真ができると思ったが、ともかく振動は軌道がずれるためNGなのと仕事が忙しくて結局実行には至らなかった。
で、デジタルの時代である。合成しようと思えばできなくもない。ただ実写して初めてわかった事があるだから、合成しても固定概念があるから、すぐに見破れる。