コダックにかつて子だクロームというフィルムがあって、現像方式が違う事による独特の発色などファンが多かった。
特に有名なカメラマンなどはコダクロームを愛用する人が多かった。
しかし日本人はどうしても富士フィルムが好きなようで、ド派手な発色をするベルビアなどが発売されると
一気にこそって使いはじめるのだった。
そんな中コダクロームのISO200バージョンが発売するにあたり、私のところにもテストの以来が来た。
テストフィルムにしては見事に色コケしていた記憶がある。
コダックでシノゴのフィルムレディロードという、それまでは一枚のホルダーの表裏に暗袋でフィルムをつめるのが普通の
時代にホルダーを買えばあらかじめフィルムがつめてあるものを一枚一枚かえるだけという確信的な方式のフィルムが
でる前にもテスト撮影を頼まれた。シノゴがわからない人が多いので面白くないかもしれないが、磁石を使った仕組みで
マジシャンが手をいれた箱の上からギロチンを落とす、そんな仕組みなのだった。撮影したうちの1枚が光線漏れをおこし
いたが、それまでのめんどくさい作業から開放された。富士フィルムは、フィルムシェアに勝っているので、
他社の新製品の浸透具合をみてから、同様のものを出せばよいのである。同様の仕組みのものを出してきた。
話がそれたが、コダクロームが最終的に日本で1箇所しかない現像所でも採算が採れないために閉鎖したので
コダクロームで撮影したものは、わざわざアメリカに航空便で送って現像をしてまた航空便で帰ってきていた次代が
あった。採算が取れる訳も無くとうとう姿をけしてしまった。
個人的にはフィルムの製造技術が一番優れていたのはサクラ(コニカ)で一番良くないのが富士だと思うのだが
デジカメが普及したり、メーカーの統廃合があり今はどうだかわからない。