ボディはなんでも良いので、ちゃんとしたレンズを買うべし というのが私の持論だった。
でも最近のデジカメ事情をみれば、ボディも選ぶ必要があるようだ。ISO感度なども一眼レフカメラのボディが
関係するし、センサー関係も然りだ。
でも、良いレンズを選ぶに越したことはないのは偽りのないところだろう。
一番単純に言えば、ズームレンズよりは単焦点レンズ、単焦点レンズならF値の明るいものを選ぶということです。
F1.0は人間の目と比較的近い明るさと言われているが、ニコンのマニュアルレンズにはかつてノクトニッコールと
いうものがあり、F1.0だった。(確かキャノンにもあったかも)
レンズの基本はレンズのF値の明るさから2段階絞ったあたりが周辺の収差もすくなくレンズの持ち味がでる
といわれている。例えばF2.8のレンズならF5.6あたりということになる。
それはおいておいて、AFのピントの合う速度というものには、このF値が関係している。
ダブルズームレンズキットはF値が暗いレンズのセットが殆どで、AFのセンサーも入ってくる光の量が少ないぶん
動きが悪いのだ。カメラメーカーもそういうセットばかりにしないで明るいズームレンズキットもだしてくれれば
よいのだが、値段が高くなるので作らない。
キャノンのEOS1というAFがでた黎明期に、このレンズの明るさの違いはかなり大きかった。
個人的にはニコン派なのだが、テスト的にキャノンのボディとc広角系ズーム17^35,28-70、70~210mm3本
のF2.8を揃えてみた。これはこれで便利だとは思ったが、ピントが遅いので自分でフォーカシングをしていた。
ただその当時から、AF機能を使用しながらでもマニュアルでフォーカスも出来るのでそれは便利だった。
今盛んにキャノンが宣伝をしているが、気のせいか広告に載せている動物の写真はフォーカスが甘いような
気がする。ちなみに昨日のキャノンの新聞一面の広告のなかでは、素人の入門機と位置づけられている
イオスキッスにF2.8レンズをつけて写している。明るいレンズは高いのだが、いや今の各メーカーの旗艦機種は
とんでもない価格だ。高いボディよりはイオスキッスのボディでも良いのでレンズだけはちゃんとしたものに
することをおすすめしたい