私が愛用していたのはジッツォの三脚で、伸長高が3mになるものだ。それに同じくジッツォの平型雲台を
付けていたので、三脚だけで重さが15~6kgになった。
ジッツォの良い所は脚の角度を変えることができることで、国産のメーカーも真似をしていた。
そもそもは写真をやるとは思わずにいたので、最初はスリックの三脚やベルボンの三脚も使っていたが
4×5や8×10等を使うようになると同時に、ジッツォを買った。
他にもマンフロットとかハスキーも使っていたが、その頃はジッツォにハスキーの雲台をつけるのが
流行っていたのだが、個人的にはハスキーの雲台は締り方が甘いきがしていた。
マンフロットは、クイックシュー付きの雲台を試してほしいと言われて、スタジオ撮影用の、アートスタンドと
いうものに付けていた。クイックシュー自体好きではないのは、このマンフロットの雲台が非常に
不安定で使いにくかった為で、ロックがかかったはずなのに実際は6角形のシューが曲者で、つけた後に
どの三脚でもチェックくぉするので、カメラが落下することはなかったが非常に使いにくいものだった。
なので、やはりジッツォなのである。
1000っmの望遠をつけても安心なのだ。多重露光等で3分以上の露光(建築)夕夜景の数十分も楽勝
なのである。三脚というのはひどく矛盾した道具で「重ければ安定するが、その分移動が大変」なのだ
簡単なロケだと、かなり大きいカメラバックが20kg位はあったので三脚と合わせると35kgをぶら下げて
移動するので、結構きついものがあった。ともかく三脚はこればかりを愛用していて、塗装が無残にはげて
いた。それと、黒いガムテープを常時一本だけ貼っていた。
理由は、緊急の時にガムテープが必要になることもあるし、三脚が反射して映り込むのを嫌ったからである