私同様に写真撮は縁もゆかりもない奴らだった。
ただ、一番記憶に残っている奴は、今もバリバリの現役だけど
ある日電話がかかってきて、「あのさ、頼みがあるんだけど」と言い始めた。
あまりにもかしこまっていたので「でなんなん?!」と聞いたら
俺も写真で飯が食えたらと思うんだけれど、苦労も承知だけどやってみたいと思っていて
どうしたらいいのか教えて欲しいので、お世辞ではなくてお前の写真見た時から
考えていたので と相談されて 知り合いのスタジオに入れてあげた。
久しぶりに電話で話したら、すっかりそのことを忘れているのであった。
人間はそういうものですね。