風景写真を撮る人に多いのが、例えば夕日の沈む光景を写す時など躊躇なくレンズを∞(無限)にしてしまうのだ
それで絞りを目いっぱい絞るのだが、実際は必ずしも∞とは限らないという事が理解できないのは困りものなので
ある。大砲のようなレンズを使えばわかるが、∞付近でもフォーカシングの幅があるのである。
理由は大口径レンズの場合、気温によってシビアにいうとレンズ内の膨張や収縮が起きるために∞にも誤差が
でるからなのだ。ちゃんとこれからはピントを確認してみるべきである。
ついでにいえば絞りを一番絞れるところまで絞っている人も多いが、絞れば良いというものでもない。
絞りすぎてシャッター速度が遅くなり、その為に微笑なぶれを生じている事に気がつかせるのがたいへんなのだ。