とびとびに書いているので、こんがらがってしまうかもしれないのですが、
4×5(シノゴ)での屋内写真+光源が色々な場合での撮影方法です。
180秒という露出の理由は、書きました。10回の多重露光をする為で、何が違うのかといえば
この秒数で外光が見えて、なおかつ、屋内のライト等の違いによる補正をかけるからです。
それとタングステンフィルムは、長時間露光に強いタイプのフィルムですが、さすがに、
180秒という場合は 露出に関してのカラーバランスの崩れと露光時間も念頭においてフィルターワークも検討する
必要があります。スローシャッターを使う場合 例えば露出計が10秒と表示しても、それは全くあてになりません、
実際には 前述した値だと1分30秒程度の補正が必要になります。
これは、経験した値を参考に割り出しているので、数式化できないのです。
10回中の1回めは、PLと色温度フィルターで
2回めは 部屋の照明を20秒間付けて 例えば LBAフィルター+マゼンタ+シアンで写し
3回めは 電球のようなタングステンライトを 15秒間点灯して10秒間露光あうる
その次は ストロボをつけて、シャドウの落ち込みを目立たなくする
同じフィルムにこのようにして、何度も露光することで、1枚の写真が出来上がります。
その間は引き蓋を上げ下げするので、万が一それがずれたら最初からやり直しになるので、慎重に行います
気持ち的には、少しハイキーに仕上げると「明るい部屋」だと伝わるようですが、基本的には
仕上がりは、人間が見た通りのものになるだけなのです。
だったら、ストロボだけで・・・アンダーにならないようにすればいいと思うかもしれませんが・、
部屋の明かりがついていたとしても、、それが表現できないのです。
その他に、流し台などには あえて白黒トレペを使って、ハイライトの線をつくるなどもします。
普通に写すことと言うのは、実は結構大変なのです。ある意味苦労が報われないのが
建築写真だともいえます。こうして1知日かけて、1カットずつ仕上げていく。
これが、なかなか面白いと思いました。
静と動 物撮り(商品撮影もそうだけれど)静かに考えながrというのはなかなかよいものだ