朱の徒然

変形性股関節症の76歳

映画「輝ける人生」2017年・イギリス映画 114分

2018年09月06日 | 日記

 

 ホップ・ステップ・ダンス!と宣伝されてましたので、非常に期待してましたが、二流の映画でした。

                                   

 格差社会と言われるイギリスで、警察官僚で上流階級の夫が勲章をもらった。その受賞パーティーで、主人公である妻のサンドラの親友との不倫が発覚。そこで、サンドラは、10年も音信不通だった、ロンドンの安アパートで暮らすヒッピー風の姉のもとに駆け込んでいく。

 優しい姉は、一緒に暮らし、ダンスクラブにも誘う。伏線として、サンドラは、若い頃コーラスラインのオーディションを受け合格。でも、妊娠してることが分かって結婚したと・・・。それにしては、チビだし、ダンス下手だし、顔つきも仕草も庶民風・・。

 映画の観客も、年寄りばっかりだったけど、映画の画面も年寄りばっかり・・・。主人公は60歳。まあまあその年齢に見えましたが、それがどうしたという位、平凡。特に、主人公と いい感じになるチャーリーが、老けてた!80歳は超えてるようだった。どちらも魅力なし。

 チャーリーは、英仏海峡を渡ってとか、夢を語っていたけど、老いてる姿の自覚はないの?マリファナのせい?とか、サンドラが、おめおめと離婚した夫と元のさやに納まりそうになったり・・娘や孫との今後は?とか、不快な積み残したことだらけ・・・でチャーリーの船に飛んだ!でも、あれじゃ 乗り移れず運河に落ちたね で、終わり。

 35年間の結婚生活で、自己主張 自己顕示そして一番大切な心の自立,自律をしてこなかった付けを自分で悩み考え 解決することなく、また男に頼るの?

 原題は「FIND YOUR FEET」だそうですが、多分 訳すると「自分の足で歩け」じゃない?

 一番良かったのは、ローマの夜に、イタリアの歌手ミーナ(78歳)の、『月影のナポリ』。

 日本では、森山加代子(76歳)の歌で大流行したね。

 ティンタレルナ♪  ティンティンティンと胸の鳴る  ティンティンティンと甘い恋よ♬   よく歌ったわ。   

 老い(様々な能力の衰退、喪失)を自然体で受け止め、それすら遊びに変える力が欲しいね。

 サンドラの姉は、ビックリするほど、奔放で自由な人でしたが、だからこそ孤独でも、平然と病も受け止めた人生だったね。

        全く共感できない 映画でしたが、「家族は選べないけど、友達は選べる」んだねと、唯一共感しました。

 

 

ブーゲンビリアって、色替わってくるし、切り花としても 上等上等に、初めて気づかされた夏でした。

 街は安室奈美恵引退で、賑わってましたよ。

 自立して生きてきた人・40歳の選択ですね。がんばれ!

    後半生も きっと大丈夫だよ。お母様の分まで幸福に生きるのよ。沖縄の星だったね!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする